救急車の適正な利用について

救急車の適正な利用について

(令和4年8月5日(金)公開)

 皆様は「救急搬送困難事案」という言葉を聞いたことがありますか?
 患者さんのもとに救急車が到着した後も、搬送に時間がかかる事案のことです。
 ※「救急隊から医療機関への受け入れ照会回数4回」かつ「現場滞在時間30分以上」

 道内では、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増加する中で、救急搬送困難事案が増加しています。

 救急車の台数やスタッフ数には限りがあり、救急車の出動状況によっては、緊急性の高い症状の方の搬送が遅れてしまうことがあるかもしれません。

 患者さんは症状や状態に応じた治療を受けることが大切ですが、119番をかける患者さんの数がどんどん増えると、本当に緊急性のある患者さんが、必要な治療を受けられなくなることがあります

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 こうした中、限りある医療資源を有効活用するため、医療機関の受診及び救急車の利用に関して、令和4年8月2日に、日本感染症学会、日本救急医学会、日本プライマリ・ケア連合学会及び日本臨床救急医学会の4学会から、「限りある医療資源を有効活用するための医療機関受診及び救急車利用に関する4学会声明」が、以下のとおり出されています。

 そこで、道民の皆様にお願いです。

 地域の限られた救急車等の医療資源を有効に活用し、緊急性の高い症状の傷病者ができるだけ早く搬送されるように、救急車の適正な利用にご協力をお願いします。

 ※救急車の適正な利用とは、本当に必要だと判断した場合には救急車をためらわないで呼ぶことであり、どんな状況でも救急車を全く呼ばないことではありません。

 救急車の利用目安については「救急車利用リーフレット(高齢者版、成人版、子ども版)」をご活用ください。

高齢者版

成人版

子ども版

別添1

別添2

 札幌市近郊(※)にお住まいの方で、判断に迷う場合には、救急安心センターさっぽろ(#7119)をご活用ください。

 ※札幌市、石狩市、新篠津村、栗山町、当別町、南幌町

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