里親とは
里親とは、保護者の病気や離婚など、さまざまな事情によって家庭で暮らすことのできなくなった子どもたちを自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持って養育してくださる方のことです。
里親制度は児童福祉法に基づいて、北海道知事(児童相談所)が里親として登録されている方に子どもの養育をお願いするものです。
家庭のぬくもりを求めている子どもたちのために里親になりませんか?
里親の種類
養育里親
家庭で暮らせない子どもを、自分の家庭で養育する里親です。養育期間は子どもの事情によってさまざまです。
*登録は5年ごとに更新することができます。養子縁組里親と重複して登録することも可能です。
専門里親
養育里親のうち、児童虐待などの行為により心身に影響を受けた子どもや非行問題や障害のある子どものうち、特に支援が必要な子どもを2年以内の期間を定めて養育する里親です。
*登録は2年ごとに更新することができます。
養子縁組里親
養子縁組を前提として子どもを養育する里親です。
*登録は5年ごとに更新することができます。養育里親と重複して登録することも可能です。
親族里親
両親など、子どもを養育する人が死亡または行方不明などになった場合に、その子どもを養育する扶養義務者(成人しているきょうだい、祖父母)及びその配偶者である親族の里親です。
里親になるまでの流れ
里親になるための要件
里親になるための特別な資格は必要ありませんが、次の要件を満たしていなければなりません。
- 要保護児童の養育に係る理解と熱意、児童への豊かな愛情を有していること
- 経済的に困窮していないこと(親族里親は除く)
- 道が行う所定の研修を修了していること
- 里親申請する本人及びその同居人が、犯罪歴など欠格事由に該当しないこと。
里親申請の流れ
市町村や児童相談所に相談します
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児童相談所に申請書を提出します
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職員が家庭調査のため、ご家庭に伺います
里親研修を受講していただきます(親族里親以外)
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北海道知事の認定を受け、里親として登録します
里親になってから子どもを預かるまで
里親になっても、すぐに子どもを預かるというわけではありません。里親委託が適切と児童相談所が判断した子どもについて、里親の希望や生活環境を十分考え、受託の意向を伺った上で子どもの養育をお願いしています。
子どもの委託をお願いした里親には、毎月里親手当(養育里親のみ)、生活費、学校教育費などが支払われます。
里親の養育を支援する制度
レスパイト
里親の事情により子どもの養育を一時的に休みたいとき、施設や他の里親に一時的に子どもを預かってもらうことができます。
里親養育相互援助事業
里親が互いに交流し、子育てなどについて話し合うことができます。