北海道薬剤師確保計画

北海道薬剤師確保計画

〇計画策定の趣旨
 本道では、人口10万人当たりの薬局・医療施設従事薬剤師数が道全体では全国値に近い水準で推移しているものの、第二次医療圏ごとにみると、全国値を上回っているのは中空知圏域、札幌圏域、上川中部圏域、後志圏域の4圏域のみとなっており、都市部などに薬剤師が集中している傾向にあります。
 こうした中、国は令和5年6月に「薬剤師確保計画ガイドライン」を発出し、都道府県において地域の実情に応じた実効性のある「薬剤師確保計画」を策定することとなりました。
 この薬剤師確保計画は、国が新たに算定する薬剤師数の多寡を統一的・客観的に比較・評価する薬剤師偏在指標に基づき、薬剤師少数区域等を設定した上で、薬剤師少数区域等における薬剤師を確保し、薬剤師の地域偏在や業態偏在是正を目指すものです。
 このため、道では、ガイドラインを参考にしながら、広域分散型の本道の実情も踏まえ、薬剤師の地域偏在や業態偏在の是正を目指し、「北海道薬剤師確保計画」を取りまとめました。

〇目指す姿
 北海道医療計画の基本的理念である「住民・患者の視点に立って、良質かつ適切な医療を効率的かつ継続的に提供する体制の確立」に向けて、地域の実情等も踏まえ、本道における薬剤師の地域偏在や業態偏在の是正を目指します。
 本計画は、3年ごとに実施・達成を積み重ね、1計画期間(3年)ごとに薬剤師少数区域に属する第二次医療圏がこれを脱することを繰り返し、薬剤師の地域偏在や業態偏在を令和18年度(2036年度)までに是正することを目標とします。

〇計画の期間
 第1期計画は、現行の第8次北海道医療計画の中間見直し年を踏まえ、令和7年度(2025年度)から令和8年度(2026年度)までの2年間とし、令和9年度(2027年度)以降は3年間とします。
 薬剤師偏在是正の目標とする令和18年度(2036年度)までの間において、3年ごとに見直しを行い、本道における薬剤師の地域偏在や業態偏在の是正を目指します。

北海道薬剤師確保計画(令和7年度(2025年度)~令和8年度(2026年度))(R7年3月21日施行)

計画全文

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