骨髄バンクは、白血病などの血液疾患の治療のため、骨髄移植や末梢血幹細胞移植が必要な患者の皆様と、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。
適合するドナーが見つかる確率は、最も高い兄弟姉妹間でも4分の1、血の繋がっていない非血縁者では数百~数万分の1であり、移植を希望するすべての患者の皆様の命をつなぐ機会が十分に確保されるためには、多くの皆様の「骨髄ドナー登録」へのご協力が必要です。
骨髄ドナー登録は、全道6か所の北海道赤十字血液センターの献血ルームや、18か所の道立保健所において実施しており、手続きは、2ミリリットルの血液を採取するだけで、簡単にできます。
道では、公益財団法人日本骨髄バンクとともに、「骨髄ドナー休暇制度」の導入を企業に呼びかけるなど、ドナーとなる方が骨髄などを提供しやすい環境づくりに取り組んでいます。
治療が難しい血液がんなどに向き合っている患者の皆様の命が一人でも多く救われるよう、骨髄ドナー登録や骨髄ドナー休暇制度にご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
北海道知事 鈴木 直道