概要
「ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)」とは、認知症になっても希望を持って暮らしていけることを発信する、認知症ご本人の方々のことです。認知症当事者の方々やご家族などに希望をもたらし、認知症の方への理解を深める役割を担います。
【主な活動内容】
・認知症の普及啓発活動への参加・協力
・道の認知症施策への意見提案 など
【任期】
・2年間(本人の希望により再任可能)
「希望大使」については厚生労働省ホームページもご覧ください。
「ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)」のご紹介
松本 健太郎(まつもと けんたろう)さん
50歳、赤平市在住
燃料・設備販売の会社で営業として働いていた48歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断される。現在も同じ会社に継続勤務している。
松本さんからのメッセージ
「私は2022年に若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けました。家族、病院の方々、職場の皆さんの理解とサポートのおかげで仕事を続け、生活できています。
また、当時から今日までの経験を記録しています。この病気になると、周囲のサポートが必要となります。何か「おかしいな」と感じたら病院で早くしっかりと診てもらい、症状を進行させてしまわないように、伝えていけたらと思っています。」
横山 弥生(よこやま やよい)さん
54歳、江別市在住
仕事や家事に追われる日々を過ごしていた51歳の時に、若年性アルツハイマー型認知症と診断される。診断後、シンガーとしてライブ活動を始める。
横山さんからのメッセージ
「今、まさに、毎日、混乱したり、戸惑ったりの日々を過ごしています。今回、私に起きた混乱や戸惑いが、自分ひとりだけじゃないということを知りました。今度は、私が、いまなお一人で苦しんでいる方々に、『大丈夫ですよ。』と想いを届けたいです。」
竹内 瑠璃子(たけうち るりこ)さん
77歳、札幌市在住
72歳の時に、アルツハイマー型認知症と診断される。
現在、要介護3で、夫や周囲と支え合いながら生活している。
竹内さんからのメッセージ
「認知症は誰もがなり得るもので、その知識・理解を広めるため、少しでもお役に立てるよう活動させていただきます。
認知症だからと言って閉じこもらず、外に出て人に会い、お話しをし、よい刺激をいただき、1日1日を明るく快活に過ごすよう努力していきます。皆さんといっしょに・・・。」
任命式の様子
日時:令和6年8月23日(金)13時30分から
場所:北海道立道民活動センター かでる2.7 かでるアスビックホール(札幌市中央区北2条西7丁目)
お問い合わせ先
北海道 保健福祉部 福祉局 高齢者保健福祉課 地域支援係
【電話番号】011-204-5275
【FAX】011-232-8308