ケアラー支援を効果的に進めていくため、「普及啓発の促進」 「ケアラーの早期発見及び相談の場の確保等」 「ケアラーを支援するための地域づくり」 の3つを基本的施策として、各種取り組みを進めています。
普及啓発活動
ケアラー支援に関する道民の皆さまの認知度を高め、適切な理解の促進を図るための普及啓発に取り組んでいます。令和5年度からは、11月11日の「介護の日」と連動して、毎年11月を「ケアラー支援推進月間」に位置づけ、集中的な広報啓発活動を展開しています。
シンボルマーク
個々のケアラーの負担感や課題感は様々であることを念頭に、その置かれた状況や立場などを道民が広く認知し、理解を深めていくことで、社会からの孤立を防ぎ、本人とその家族が安心して暮らすことができる環境づくりにつなげるため、「支える人を、ひとりにしない。」というメッセージを主題と位置づけ、ケアラー、そして全ての道民に寄り添う気持ちを表現したシンボルマークを作成しました。
北海道ケアラー支援啓発動画
道民の皆さまにケアラーの方々の置かれている状況やケアラー支援の必要性を知ってもらうための啓発動画を作成しました。この動画では、実際にケアラーとしてご家族のケアを行っている方や行政機関、関係団体の取り組みなどをご紹介しています。
ケアラー支援推進シンポジウムの開催
「支える人を、ひとりにしない。~多様なケアラーへの理解と支援~」をテーマとして、ケアラーの置かれている状況やケアラー支援の必要性などについての理解を深めるシンポジウムを11月16日(木)に開催しました。
普及啓発カード
ケアラー支援に係るポータルサイト等を紹介した啓発用カードを作成し、11月の「ケアラー支援推進月間」に合わせ、自治体や福祉関係機関、各種関係団体に配布したほか、道と包括連携協定を結ぶ次の企業様にも啓発活動にご協力をいただきました。
[ご協力いただいた企業]
- 株式会社セコマ 様
- 株式会社セブン-イレブン・ジャパン 様
- 株式会社ファミリーマート 様
- 株式会社ローソン 様
ケアラー支援関係機関職員等研修
ケアラーについての理解を深めるとともに、ケアラーへの支援や、ケアラーとその家族を支える地域づくりを担う専門職の方々に必要な知識を習得いただくことを目的として、全道各地で研修を開催しています。(令和5年度は「社会福祉法人 北海道社会福祉協議会」に業務を委託して実施しました。)
地域アドバイザーの養成・派遣
ケアラーが安心して生活できる地域作りに向けて、自治体や関係団体等が行う取り組みをサポートする「地域アドバイザー」の養成に向けた研修を開催します。なお、現在は希望に応じ地域アドバイザーの派遣を行っています。(令和5年度は「社会福祉法人 北海道社会福祉協議会」に業務を委託して実施しました。)
北海道ケアラー支援推進協議会
道では、令和5年4月からスタートした「北海道ケアラー支援推進計画」に基づき、本道のケアラーの方々に対する支援を計画的に進めていくに当たり、学識経験者やケアラー支援に係る当事者団体などの関係者から幅広い観点で意見を伺う場として「北海道ケアラー支援推進協議会」を開催しています。(令和5年度は10月に開催しました。)