大切なお子さまをなくされた方へ(流産・死産を含む)
はじめに
流産・死産(人工妊娠中絶を含む)、乳幼児突然死症候群(SIDS)等の病気や事故などで大切なお子さまをなくされたとき、ご家族は強い衝撃を受け、深い悲しみの中にいらっしゃるのではないでしょうか。
- 赤ちゃんのことを考えると寂しくてたまらない、涙がとまらなくなる
- 私のせいで赤ちゃんがなくなったと自分を責めて苦しくなる
- 外にでるのがこわくて外出できない
- 眠れない
- 赤ちゃんのことを話せる人がいなくてつらい
これらの心やからだの反応は「グリーフ(悲嘆)」とよばれ、決して異常なものではありません。一方で、グリーフの反応や過程は人それぞれにとても苦しいものであり、しばらくの間、日常生活が思うように過ごせない時期があるかもしれません。
「話をきいてほしい」「気持ちを共有できる場所を知りたい」等ありましたら、遠慮なくご相談ください。
北海道では、道立保健所で相談を受け付けています。
自助グループ等で赤ちゃんをなくした家族同士で話すことで少しずつ気持ちが楽になった方もいらっしゃいます。また、グリーフの反応があまりに強く、通常の日常生活が送れない状況が続くときは、自治体の相談窓口や精神科・心療内科医、心理職等に相談して下さい。
リーフレットはこちら
相談先について
北海道の相談窓口
・女性の健康サポートセンター(道立保健所)
・こころの電話相談 電話番号0570-064556
(月~金 9:00~21:00、土日祝 10:00~16:00)
・北海道精神保健福祉センター 電話番号011-864-7000
(月~金 8:45~17:30 SNS相談窓口はこちら)
保健所設置市の相談窓口
自助グループ、サポートグループの連絡先
※自助グループやサポートグループは、お子さまをなくされたご家族同士で気持ちを分かち合い、情報交換をする場所です。
※下記団体は掲載にご了承いただいた団体であり、地域にはその他様々な団体があります。
・NPO法人SIDS家族の会(流産・死産・SIDS・その他の病気や事故などで赤ちゃんを亡くした家族の団体です。定期的にお話会を開催しています。)
・天使はぐの会(小さなベビー服を作成し、病院に寄贈しています。)
・虹のたまご~天使ママの集い~(死産や新生児・乳児のうちにお子さまが亡くなったママの集まりです。)
連絡先:nijinotamago1228@gmail.com(@は半角に変更してください)
その他
働く女性がお子さまをなくされた場合
産後休業や母性健康措置の対象となる場合があります。ご自身の体調面やメンタル面の回復のためにも、適切に制度を利用しましょう。詳しくは、こども家庭庁のページ(リンク)を参照してください。
医療機関の関係者のための支援の手引き
こども家庭庁のホームページに
・「産婦人科医療機関スタッフのための流産・死産・人工妊娠中絶を経験した女性等への支援の手引き」(厚生労働省による令和3年度研究事業)
・「小児医療機関スタッフのための子どもを亡くした家族への支援の手引き」(厚生労働省による令和3年度研究事業)
が公開されていますので、参考にしてください。(下のリンク先成果物6から6-4まで)
自治体担当者のための支援の手引き
こども家庭庁のホームページに「自治体担当者のためのグリーフケアに関する支援の手引き」(厚生労働省による令和3年度研究事業)が公開されていますので、参考にしてください。(下のリンク先成果物6-5)