里親から皆さんへのメッセージ

里親からみなさんへのメッセージ(続き)


 一時保護の短期の経験ですが、お預かりしていた子供の「家に帰りたい」「寂しい」という気持ちに寄り添いすぎて、試し行動がエスカレートしたり、逆に「もう家に帰りたくない!ずっとここにいたい!」と泣き出す子と、いろいろですが、その瞬間の起こっていることに、大人として、里親として何ができるか考え、答える機会がたくさんあります。 児相からの研修や里親同士の集まりの中で、「あの時どうすればよかったのか」と振り返ることもでき、成長できます。子供たちは、本当に純粋ですばらしいです。多くの方に里親というかかわり方を知っていただき、参加してもらえたらと思います。
 

 子を養育する事そのものが、私自身の成長と学びになっています。してあげている…と当初は思っていましたが、とんでもない!
頂く事が多いのです。里子に家庭が守られています。全てにやりがいと嬉しさを感じます。
大変な事も多々ありましたが忘れてしまいました。
 

 無事に家庭復帰できた時は本当に嬉しい。我が家にいる間、十分ではなかったかも知れませんが一緒に楽しい時間を過ごせて感謝の気持ちでいっぱいです。
 

 不登校だった中学生から委託開始し、高校は皆勤賞、大学では特待生として卒業し、無事就職したこと
 

 血の繋がり関係なく、親子関係、信頼関係、人と人の繋がりを感じることができ、子どもの成長を側で見守り、楽しみ、親子共々お互いに成長していくことができること。
 

 大変なことばかりで頭を抱える毎日だが、やはり子供がいるだけで家の中は笑いがあり、楽しく感じることも多々ある。幼稚園では行動に関して指摘を受け、謝ることも多いが、この子の個性だと受け止めていかなければと思って日々生活している。
 

 里親と里子の関係として、やはり里子は里親に会うまで不安の生活の中にいたためか、その子どもの性格や性質がわからずに一緒に暮らしていますが、時間とともに、理解し合えるまでにかなり時間が係りました、おそらくこれは里子からも同じことが聞かされることと思います。これから里子が成人となり、実親とまた親子関係が築かれるだろうかと不安な面もありますがまずは立派な社会人へと成長させることに頑張ります。
 

 里親を始めた当時は、まだ発達に問題がある子に対し社会内で理解と協力が得られず苦労しましたが、近年では身近に関わる方々からの理解度が上がってきたと感じています。また、長い年月かけて里子との関係を見てくれている多くの方から、お預かりするどの里子にもしっかりと愛情かけて育てていることが子どもを通して伝わって来ますよと言って頂き、嬉しく思っています。どの子も素直に成長してくれて感謝しています。
 

 

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