食品衛生法第69条の規定※により、北海道が食品衛生法違反者に対して行政処分又は書面による行政指導を行った件について、以下のとおり公表します。
なお、公表内容については、公表日から14日経過後削除します。
※食品衛生法第69条の規定
厚生労働大臣、内閣総理大臣及び都道府県知事は、食品衛生上の危害の発生を防止するため、この法律又はこの法律に基づく処分に違反した者の名称等を公表し、食品衛生上の危害の状況を明らかにするよう努めるものとする。
1.探知
令和7年(2025年)4月15日(火)午後4時半頃、山越郡長万部町内の医療機関から、同町内の工事現場の作業員複数名が、胃腸炎症状を呈して受診した旨、八雲保健所に連絡があった。
2.概要
山越郡長万部町内の工事作業員宿舎の食堂で調理・提供された食事を食べた87名中32名が、令和7年(2025年)4月14日(月)午後8時頃から、下痢の症状を呈し、うち7名が同町内の医療機関を受診した。
八雲保健所等の調査の結果、有症者の共通食が当該食事に限られること、有症者及び調理従事者便からウエルシュ菌が検出されたことなどから、八雲保健所は本日、当該食堂で調理・提供された食事を原因とするウエルシュ菌による食中毒と断定した。
3.発生日時(初発)
令和7年(2025年)4月14日(月)午後8時頃
4.有症者数
32名(うち通院7名、入院0名)
※ 有症者は現在、回復傾向にある。
5.症状
下痢
6.病因物質
ウエルシュ菌
※ 渡島保健所での検査の結果、有症者21名と調理従事者2名の便からウエルシュ菌が検出された。
7.原因施設
(1)施設名:13号食堂
(2)所在地:山越郡長万部町静狩166旧静狩小学校グラウンド内
(3)営業者:ジャパンフード株式会社(代表取締役 富田 和昭(とみた かずあき))
(4)業 種:飲食店営業
8.原因食品
当該施設で4月14日(月)に調理・提供された食事
※提供メニュー
朝食:ごはん、肉団子、汁物、ふりかけ、しそ昆布
昼食:弁当(ごはん、ポークソテー、スパゲッティ、マカロニサラダ、ホウレン草の生姜醤油和え、漬物)
夕食:ごはん、赤魚の煮付け、紅生姜のかき揚げ、小松菜の辛子マヨネーズ和え、焼き鳥、汁物
9.対応
八雲保健所は、食品衛生法第60条第1項に基づき、営業者に対し、令和7年4月21日(月)から4月22日(火)までの2日間、営業停止を命ずるとともに、施設内の清掃消毒の徹底、従業員の衛生教育、衛生管理計画等の検証などを指示した。
(問い合わせ先)
北海道渡島総合振興局保健環境部八雲地域保健室(北海道八雲保健所)
電話:0137-63-2168
北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課
電話:011-204-5261