食中毒の発生について(令和7年10月2日公表)

食品衛生法第69条の規定※により、北海道が食品衛生法違反者に対して行政処分又は書面による行政指導を行った件について、以下のとおり公表します。

なお、公表内容については、公表日から14日経過後削除します。

※食品衛生法第69条の規定

厚生労働大臣、内閣総理大臣及び都道府県知事は、食品衛生上の危害の発生を防止するため、この法律又はこの法律に基づく処分に違反した者の名称等を公表し、食品衛生上の危害の状況を明らかにするよう努めるものとする。

1.探知

令和7年(2025年)9月24日(水)午後2時頃、千歳市内の医療機関から飲食店で会食した1団体22名中6名が胃腸炎症状を呈している旨、千歳保健所へ連絡があった。

2.概要

令和7年9月19日(金)午後7時頃から、千歳市内の飲食店で会食した1団体22名中15名が、21日(日)午前6時頃から、下痢、腹痛、発熱等の食中毒様症状を呈し、うち9名が医療機関を受診した。

千歳保健所等の調査の結果、有症者の便からカンピロバクター属菌が検出されたこと、有症者の共通食は当該飲食店において調理・提供された食事に限られることなどから、千歳保健所は本日、当該飲食店で調理・提供された食事を原因とするカンピロバクター属菌による食中毒と断定した。

3.発生日時(初発)

令和7年(2025年)9月21日(日)午前6時半頃

4.有症者数

15名(うち通院9名、入院0名)

※ 有症者は現在、全員が回復傾向にある。

5.症状

下痢、腹痛、発熱(37.5~39.5℃)等

6.病因物質

カンピロバクター属菌

※ 苫小牧保健所での検査の結果、有症者10名の便からカンピロバクター属菌が検出された。

7.原因施設

(1)施設名:大衆居酒屋 稀真(きしん)

(2)所在地:千歳市幸町4丁目19-2

(3)営業者:株式会社arcole(アルコル)(代表取締役:城 雅章(しろ まさあき))

(4)業 種:飲食店営業

 ※当該施設は9月30日(火)から営業を自粛している。

8.原因食品

当該施設が9月19日(金)に調理・提供した食事

※団体が喫食したメニュー

蒸し牡蠣、白レバー串(鶏焼き)、刺身盛り合わせ(つぶ、たこ、サーモン、まぐろ、さんま、かんぱち、白身魚、大根、大葉)、インカのめざめポテトフライ、和牛プルコギ、鴨肉ロースト、生ハム、レバーペーストとパン、そば、アルコール飲料、ソフトドリンク

9.対応

当該飲食店の営業自粛期間中に、営業者は施設設備並びに器具等の清掃・消毒、衛生管理計画の策定及び調理従事者への衛生教育を実施するなどしており、千歳保健所は危害の除去及び拡大防止のための公衆衛生上の必要な措置がとられていることを確認したため、食品衛生法第60条第1項に基づく営業停止命令は行わない。

(問い合わせ先)

北海道石狩振興局保健環境部千歳地域保健室(北海道千歳保健所)

電話:0123-23-3175

北海道保健福祉部健康安全局食品衛生課

電話:011-204-5261

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