有毒植物による食中毒に注意しましょう!

近年のアウトドアブームや自然食嗜好により、多くの人々が山菜取りを楽しむようになってきました。
雪がとけ、新緑が芽生えるこの時期、連休などを利用して野山の恵みを探す人も多いのではないでしょうか。
野草の中には、山菜と間違えて食べることで食中毒の原因となる有毒植物があります。
正しい知識を身につけて、食中毒を防ぎましょう。

誤りやすいトリカブトとエゾヨモギの画像

(写真提供:北海道立衛生研究所)

食中毒予防のために

食べられるか判断のつかない山菜は、絶対に・・・・

 採らない!食べない!売らない!人にあげない!

○ 山菜と有毒植物が混生することがあるので、採るときは一本一本よく確認して採るようにし、調理前に再度確認しましょう。

食べて異常を感じたときは

○ 野草を食べて異常を感じたときは、一刻も早く医師の診断を受けましょう。
○ 人にあげた場合は、そちらにも異常がないか確認してください。
○ 食べ残しがある時は、捨てないでおきましょう。

『毒草ハンドブック』を配布しております。

毒草ハンドブックの画像

北海道では、山菜と間違えやすい有毒植物をまとめた『毒草ハンドブック』を作成しました。
最寄りの道立保健所で無料配布しています。(数に限りがありますので、予めご了承下さい。)
こちらのホームページからもPDF形式でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

※「毒草ハンドブック」の写真等を利用する際は出典を記載してください。
出典の記載方法は以下のとおりです。
(出典記載例) 出典:北海道「毒草ハンドブック」

道立衛生研究所のホームページで有毒植物の見分け方を動画で解説しています。

現在、「ニリンソウ(食)とトリカブト(毒)」と「ギョウジャニンニク(食)とイヌサフラン(毒)」の2本が公開されています。

北海道における有毒植物による中毒事例

過去30年間(平成7年から令和6年) ※( )内は死者数
発生年月発生場所喫食者数患者数※原因物質備考
令和2年5月小樽市11イヌサフラン
令和2年5月真狩村不明1スイセン
令和2年5月松前町44スイセンニラと誤食
令和3年5月小樽市11(1)イヌサフランギョウジャニンニクと誤食
令和4年4月小樽市22トリカブト(推定)シャクと誤食
令和4年5月岩見沢市33スイセン
令和4年5月旭川市33スイセンニラと誤食
令和4年9月旭川市不明1(1)イヌサフラン
令和5年5月苫前町11イヌサフランギョウジャニンニクと誤食
令和5年5月北見市11イヌサフランギョウジャニンニクと誤食
令和6年4月札幌市22(2)イヌサフラン(推定)ギョウジャニンニクと誤食
令和6年6月名寄市33スイセン(推定)ニラと誤食
令和6年8月八雲町33ユウガオ高ククルビタシン含有のユウガオを喫食したため

春の山菜展2025が開催されます

カテゴリー

cc-by

page top