一般的な症状の経過について
発熱・喉の痛み・鼻水・咳・全身のだるさなどが現れますが、ほとんどの方は2~4日で軽くなります。
順調に経過をすれば、症状としては「かぜ」と大きな違いはありません。
高熱となることがありますが、市販の解熱剤などを服用し、安静にしてください。
ただし、つらい症状が続く場合は近くの医療機関や最寄りの保健所等(保健所は土日祝日を除く)にご相談ください。
※札幌市、旭川市、小樽市、函館市にお住まいの方は、各市ホームページ等でご確認ください。また、道外にお住まいの方についても、お住まいの自治体ホームページ等でご確認ください。
セルフケアを行いましょう
○水分と食事をとり、それぞれの症状に対応しながら、なるべく楽になるよう、自宅で安静にして過ごせるように、セルフケアを行いましょう。
○つらい発熱や痛みを和らげるために,市販薬で対応できます。こうした薬は薬局等でも購入出来ます。市販の解熱鎮痛薬の選び方(厚生労働省ホームページ)
○特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を0日目として5日間かつ症状軽快から24時間経過するまでは外出を控えることを推奨しています。
○同居者がいる場合は、身の回りの物品の共有は避けるほか、トイレや風呂などの共有部分は清掃や換気を十分に行い、コロナ陽性になった人の入浴は最後にするなど十分に留意しましょう。
発熱
38℃以上の高熱がつづくことがあります。
安静にし、首元や脇の下を冷やしましょう。また、こまめな水分補給を心がけましょう。
熱があるときは、市販の解熱剤を用法・用量をよくご確認の上使用してください。
薬を飲み、熱が下がっても、また上がることもあります。熱が少しでも下がれば、多少は楽になります。
のどの痛み
だ液が飲み込めないほど、のどの痛みには「痛み止め」(アセトアミノフェン・イブプロフェン)が効果があります。
炎症を抑える「うがい薬」や「トローチ」や「のど飴」なども痛みを和らげます。
また、乾燥が大敵ですので、加湿器や洗濯物を干すなど、部屋を潤しましょう。
こまめな水分補給をすることも大切です。
せき
眠れないほどのつらい咳は、「咳止め薬」を使いましょう。
せきも、喉を乾燥させないことが大事です。
相談の目安
相談の目安となる症状について分類しています。参考にしてください。
数日様子を見ることをおすすめします。
□発熱やせきなどの感冒様症状は軽い
□咳のみで息切れはない
□味覚障害がある、または鼻が詰まっていないのに嗅覚症状がある
□軽い倦怠感がある
かかりつけ医等にご相談ください。
□自宅内の生活動作(自宅内移動・食事・トイレ・切替えなど)がつらい
□咳がひどい、または痰が多い、または発熱が4日以上続いている
□経験したことのないひどい全身倦怠感がある
□息切れがある
救急車の要請が必要な場合
□意識がおかしい
・ぼんやりしている(反応が弱い)
・もうろうとしている(返事がない)
□表情や見た目がおかしい
・顔色が明らかに悪い
・唇が紫色になっている
・いつもと違う、様子がおかしい
□息が苦しい
・急に息苦しくなった
・生活をしていて少し動くだけでも息苦しい
・いきが荒くなった、肩で息をしている
・横になれない・座らないと息ができない
・長く続く胸の痛みがある
全国版救急受診アプリ (愛称「Q助」) も参考にしてください
○子ども場合は、次の症状についても気をつけてください。
・生後3ヶ月未満で38℃以上の発熱がある
・短時間に複数回のけいれん、5分以上続くけいれん
こちらの「子どもの救急」についても参考にしてください。
※救急要請する際は、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となり自宅療養中である旨を、救急隊員に伝えてください。