デング熱について
平成26年8月26日以降、デング熱国内感染事例が複数確認されています。
デング熱に感染した場合、一般に一週間程度で回復すると言われています。
過度な心配は必要ありませんが、次のとおり予防しましょう。
国内でデング熱を媒介する可能性があるヒトスジシマカの生息は、北海道では確認されていませんが、 蚊に刺されて発熱等の症状がある場合は、かかりつけの医療機関などを受診しましょう。
【デング熱とは】
◎感染経路
ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、
その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染する。(蚊媒介性)
ヒトからヒトに直接感染することはない。
◎潜伏期
蚊に刺されてから2~15日(多くは3~7日)
◎症状
急性熱性感染症。
発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状。
体内からウイルスが消失すると症状が消失する、予後は比較的良好な感染症。
希に、患者の一部に出血症状を発症することがある。
【予防方法は?】
デング熱に有効なワクチンはありません。
国内では、ヒトスジシマカ(主に日中で屋外で吸血する)がデング熱を媒介する可能性があります。
以下のことに留意し、蚊との接触を避け、刺されないようにしましょう。
- 〇屋外の作業では長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を避けましょう。
- 〇虫よけ剤を使用しましょう。
- 〇室内の蚊を駆除しましょう。
- 〇蚊幼虫の発生源を作らないように注意しましょう。(蚊の幼虫は水辺に発生します。雨水マス、植木鉢やプランターの水の受け皿、古タイヤなどが発生源となります。)