感染性胃腸炎を予防しましょう
例年、冬季には、ノロウイルス等による感染性胃腸炎が多く発生しています。
手洗いの励行などにより、感染を予防しましょう。
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは、小さな球形をしたウイルスで、感染した人の腸内で増殖し、ふん便や吐ぶつとともに排泄されます。
どのような症状なの?
主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛です。
感染から発症までの時間は通常24~48時間です。
どのように感染するの?
ノロウイルスに感染した人の便や吐ぶつには、ウイルスが大量に含まれます。これら汚染物から直接、又は人の手指を介して経口感染します。
また、二枚貝は、ノロウイルスを体内に蓄積していることがあるので、生食、あるいは加熱不十分での喫食により、感染することがあります。
なお、症状がなくなっても、1週間程度長い時には1ヶ月程度、ウイルスの排出が続くことがありますので、注意が必要です。
予防方法は?
☆手洗い
食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
【効果的な手洗い】
・石けん、ハンドソープなど洗浄剤を使う。
・温水で洗う。
・手洗いを二回繰り返す。
・タオルを共用せず、ペーパータオルなどを使用する。
☆消毒
次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤、0.02~0.1%)や加熱(85℃1分以上)が効果的
※次亜塩素酸ナトリウムは手洗い後の消毒に用いてはいけません。
☆汚染物の処理
感染を広げないためには、ふん便や吐ぶつの適切な処理が非常に重要です。
汚染物を飛散・乾燥させないように周囲から隔離し、消毒剤の適切な使用、マスクや手袋の使用による
自己の感染防止策などにより、感染拡大を防ぎましょう。