感染経路
ヒト乳頭腫ウイルスによる感染症で、大部分が性行為あるいはその類似行為で感染します。
接触により、ウイルスが皮膚や粘膜のわずかな傷から侵入し、細胞に感染します。
潜伏期間
感染後、数週間から2~3ヶ月となります。
感染時の症状
外陰部にアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などの炎症があると感染しやすいので、特に注意する必要があります。
感染すると、主として外陰部、肛囲、子宮頸部、膣に乳頭状腫瘍(柔らかいイボ)がみられます。
治療は、患部を切除や焼灼して取りますが、ウイルスが深く入っていると残って再発を繰り返すことになります。
一般に、自覚症状に乏しいが、初発の症状としては外陰部腫瘤の触知、違和感、おりものの増量、かゆみなどが見られます。
きちんと治療することが予防にもつながります。
性行為時のコンドームの使用は、大切な予防手段の一つです。