がん医療従事者の各種研修のお知らせ
北海道では、緩和ケアの知識及び技能を習得している医師数を増やすとともに、道内全ての第二次医療圏において、緩和ケアに関する専門的な知識及び技能を有する緩和ケアチームを設置している拠点病院やがん診療を行っている医療機関を一か所以上整備することを目指し、国が定めた開催指針に基づく研修会を開催しています。
また、緩和ケア研修のほか、独立行政法人がん研究センターが開催するがん従事者研修会など、種々の研修について、ご案内しておりますので、業務の参考にしてください。
がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修について
平成30年度から新たな開催指針による「eラーニング」と「集合研修」による開催内容となりました。
◇開催指針等
開催指針(平成30年5月9日付け健発第0509第4号厚生労働省健康局長通知 (PDF 204KB))
eラーニング等の内容は、日本緩和医療学会ホームページをご参照ください。
◇緩和ケア研修会の概要】
- 「eラーニング」と「集合研修」で構成され、eラーニングは厚生労働省が実施主体で専用サイトにより受講し、集合研修は各がん診療連携拠点病院等で実施します。
(集合研修は北海道においは平成30年7月1日以降、随時、各拠点病院にて開催実施) - 集合研修の受講に当たっては、各拠点病院等にお申し込み願います。
- 研修会を修了された方は、厚生労働省健康局長及び研修会主催者の連名による修了証書が交付されます。(診療報酬の算定のため修了書の写しを用いる場合があります。)
- 全ての研修を修了することで、厚生労働省からの修了証書が発行されます。
道内のがん診療連携拠点病院等が主催する緩和ケア研修会
各病院により受講条件が異なりますので、詳細は各病院担当者にお問い合わせください。
拠点病院の一覧はこちらをご覧ください。
- 【公開】令和6年度緩和ケア研修会一覧(令和6年11月18日現在) (PDF 193KB)
- がん診療連携拠点病院等が主催する緩和ケア研修会修了者名簿1(R6.3現在) (PDF 2.1MB)
- がん診療連携拠点病院等が主催する緩和ケア研修会修了者名簿2(R6.3現在) (PDF 2.27MB)
- 指導者研修会修了者リスト(外部リンク:日本緩和医療学会)
緩和ケア研修会の修了証書の取得と診療報酬について
診療報酬の算定について
平成22年度の診療報酬改定において「がん性疼痛緩和指導管理料」「緩和ケア診療加算」「緩和ケア病棟入院料」「がん患者カウンセリング料」については、緩和ケア研修会を修了した医師が治療に携わることが必須の算定条件になっています。
修了証書の再発行について
- 緩和ケア研修会の修了証書は、原則再交付を行っていませんが、紛失・破損等により再交付の希望がある方については、申請により、研修を修了したことを証明いたします。
- 修了証明書は、緩和ケア研修会の主催者(がん診療連携拠点病院・特定非営利活動法人日本緩和医療学会等)が発行します。
- 証明を希望する方は、所定の様式により、主催者へ申請書を提出して下さい。
- ただし、主催者が特定非営利活動法人日本緩和医療学会の場合や、受講した研修主催者が不明の場合は、道へ申請書を提出して下さい。
- 受付は郵送、窓口への持参のいずれかの方法でお願いいたします。
- 申請に関して不明の場合は、道へご照会下さい。
申請窓口
各がん診療連携拠点病院等(緩和ケア研修会事務担当部署)
申請・相談窓口
〒060-8588
札幌市中央区北3条西6丁目
北海道保健福祉部健康安全局地域保健課がん対策係
※封筒の表面左側に「緩和ケア研修会修了の証明の申請」と赤字で記載して下さい。
参考
国立がん研究センターが開催する従事者研修会
独立行政法人国立がん研究センターでは、がん医療従事者、相談支援センター相談員、がん登録実務者等を対象に、様々な研修を開催しています。
詳しくは、国立がん研究センターがん情報サービスのホームページからご確認ください。
がん医療を専門とする医師のeラーニングシステム
現在のがん医療は、それぞれが高度に専門化した手術、化学、放射線の各療法のほか、緩和ケア、精神腫瘍学に基づく心のケアなど集学的アプローチやチーム医療が求められています。
(財)がん集学的治療研究財団では、各分野の専門医を育成するために必要な最新の知識や技術を身につけられる学習環境をeラーニングシステムで提供しています。(厚生労働省委託事業)
詳しくは、CANCERe-LEARNINGのホームページをご覧ください。