工業用水ってどんな水?
このページでは、北海道企業局の工業用水についてわかりやすく紹介します。
1 工業用水って何?
工場ではたくさんの水をつかいます。工場で使われている水を「工業用水」といいます。
工業用水は、私たちの生活に必要なものを作り出す仕事にとってとても大切なもので「産業の血液」と呼ばれています。
北海道企業局では、室蘭・苫小牧・石狩の3つのエリアで工業用水を作り、工場に工業用水を送っています。
2 水道水とどう違うの?
水道水は、わたしたちの口に入れるものですから、「ひとが飲むために適した水」として水質が管理されています。
工業用水は、工場のために使う水として水質が決められているので、わたしたちが飲むことはできません。
工業用水は水道水より安く、工場でいろいろな使い方がされています。
3 工業用水は何に使うの?
工業用水は工場で、機械の洗浄、鉄の冷却、ボイラーの水など、いろいろな所で使われています。
工場以外でも、トラックの洗浄や火力発電所などにも使われています。
4 工業用水はどうやって作られているの?
工業用水は、川にある取水施設から水をとり、浄水施設で水をきれいにしたあと、配水施設から工場へ送ります。
川の水を取る施設を取水施設といいます。
取るときにゴミなどが入らないよう、網のようなものを置いて、水を取っています。
※室蘭では、ダムから川の水を取っています。
にごった水をきれいな水にするための施設です。
薬品を混ぜて、水をきれいにします。
※室蘭では、浄水施設はありません。
できあがった工業用水をためておく施設です。
この施設から工場へ水を送ります。
※室蘭では、ダムから取った水をそのまま工場へ送ります。