営繕工事における働き方改革の取組

 建設部建築局では、建設業の将来にわたる担い手確保に向け、営繕工事における働き方改革の一環として各種取組を実施しておりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

週休2日工事

【趣旨】
・週休2日工事を実施することで、労働者の健康確保やワーク・ライフ・バランスの改善、また将来の担い手を確保を図ります。

 

取組内容については、次の入札時期ごとによります。

1 令和6年3月31日までに入札を行ったもの
【週休2日の定義】
・4週8休以上の現場閉所を行ったと認められる状態

【対象工事】
・建築、電気、管及び外構工事のうち、受注者が希望する工事(受注者希望方式)

【労務費の補正・工事施行成績評定での加点】
・4週6休以上の現場閉所を履行できた場合、現場閉所状況に応じた補正係数により労務費(予定価格のもととなる工事費の積算に用いる複合単価、市場単価及び物価資料の掲載価格(材工単価)の労務費)の補正を行う。
・4週8休以上の現場閉所を履行できた場合、工事施行成績評定で加点する。(+1点)

【資料】
令和5年度 営繕工事における週休2日モデル工事の実施について(概要) (PDF 92.2KB)

 

2 令和6年4月1日以降に入札を行うもの
【週休2日の定義】
・4週8休以上の現場閉所と認められる状態

【対象工事】
・建具工事等を除き、原則として全ての工事(発注者指定方式)

【労務費の補正・工事施工成績評定での加点】
・当初設計から労務費の補正を行って工事費を算出し、これを基に予定価格を作成。現場閉所の達成状況を確認し、4週8休に満たない場合は、請負代金のうち労務費補正分を減額変更する。
・工事成績評定について、その他の項目での加点はしない。

【資料】
営繕工事における週休2日工事(発注者指定方式)の制度概要 (PDF 158KB)
営繕工事における週休2日工事実施要領(発注者指定方式) (PDF 357KB)

 

3 令和6年10月15日以降に入札を行うもの
【週休2日の定義】
・月単位の週休2日とは、対象期間において、全ての月で4週8休以上の現場閉所と認められる状態
・通期の週休2日とは、対象期間において、4週8休以上の現場閉所と認められる状態

【対象工事】
・建具工事等を除き、原則として全ての工事(受注者希望方式)
 ※受注者が、工事着手前に発注者に対して、月単位の週休2日に取り組む旨を
  協議した上で取り組む方式(通期の週休2日は標準)

【労務費の補正・工事施工成績評定での加点】
・月単位の4週8休を前提に、当初設計から労務費の補正を行って工事費を算出し、
 これを基に予定価格を作成。現場閉所の達成状況を確認し、月単位の4週8休に満
 たない場合は、履行状況に応じて請負代金のうち労務費補正分を減額変更する。
・工事成績評定について、その他の項目での加点はしない。

【資料】
営繕工事における週休2日工事の制度概要_R06.10.15以降適用 (PDF 285KB)
営繕工事における週休2日工事実施要領_R6.10.15以降適用 (PDF 358KB)

【参考】
週休2日制度の変更概要 (PDF 68.5KB)

快適トイレ設置工事

【趣旨】
・男女ともに快適に使用できる仮設トイレを設置し、建設現場を男女ともに働きやすい職場環境を目指します。

【対象工事】
・予定価格A等級対象工事のうち、入札公告文および特記仕様書に「快適トイレ設置工事」であることが明記された営繕工事

【実施した場合】
・設計変更で設置費用(従来品相当額との差額)を計上する。(男女1基ずつまで)

【資料】
営繕工事現場への快適トイレの導入について(概要) (PDF 333KB)

工事関係書類の簡素化

【趣旨】
・工事関係書類について、他の書類により内容を確認できるものは省略可能とし、他の書類と内容が類似しているものや包含されるものは集約可能とすることで、受発注者の業務効率化を図ります。

【対象工事】
・営繕工事のすべての工事

【資料】
営繕工事における工事関係書類の簡素化について(概要) (PDF 87.9KB)

 

遠隔臨場

【趣旨】
・営繕工事における立会い、協議、検査及び調整等について、モバイル端末等による映像と音声の双方向通信を使用して遠隔臨場を行い、受発注者の業務効率化を図ります。

【対象工事】
<令和6年3月31日までに入札するもの>
・営繕工事のうち、受注者が希望する工事(受注者希望方式)

<令和6年4月1日以降に入札するもの>
(1)営繕工事のうち、発注者が指定する工事(発注者指定方式)
(2)発注者指定方式の工事以外で、受注者が希望する工事(受注者希望方式)

【費用負担】
・遠隔臨場に要する費用(撮影機器等のリース代等)は、共通仮設費に積み上げ計上。
・当初設計には積み上げ分を計上せずに予定価格を作成。最終の設計変更で増額変更(発注者指定方式も同じ)。

【資料】
<令和6年3月31日までに入札するもの>
遠隔臨場の試行実施方針(R5) (PDF 327KB)
遠隔臨場の試行実施要領(R5改正版) (PDF 681KB)

<令和6年4月1日以降に入札するもの>
営繕工事における遠隔臨場試行工事の制度概要 (PDF 190KB)
営繕工事における遠隔臨場試行工事実施要領 (PDF 363KB)

【参考】
令和6年度からの制度変更の概要 (PDF 75.6KB)

建設キャリアアップシステム(CCUS)

【趣旨】
・建設キャリアアップシステム(以下「CCUS」という。)は、技能者が、技能・経験に応じて適切に処遇される建設業を目指して、技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、能力評価につなげる制度です。

【対象工事】
・発注者が指定した工事のうち、受注者が希望する工事

【活用にかかる費用】
・カードリーダー設置費用及び現場利用料(カードタッチ費用)を共通仮設費として計上。

【実施要領】
・令和6年10月15日までに入札を行ったもの
 建築局「建設キャリアアップシステム」活用モデル工事実施要領 (PDF 323KB)

・令和6年10月15日以降に入札を行ったもの
 建築局「建設キャリアアップシステム」活用モデル工事実施要領(R6.10.15以降入札適用) (PDF 276KB)

【参考】
R5→R6見直しの概要(CCUS) (PDF 69KB)
R6見直しの概要(CCUS 当初から費用計上) (PDF 65.8KB)

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