耐震改修の考え方

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既存建築物の耐震化のためにst07_l2.gif

(3)耐震改修の考え方

 耐震診断により耐震性が不足していると診断された建築物については、耐震改修を行い耐震性の向上を図らなければなりません。
 耐震改修により必要な耐震性能を確保するには、通常、次の手順で作業が行われます。

(1)事前調査:コンクリートや鉄筋・鉄骨の劣化など主要な構造部材の劣化状況を調べ、改修の必要を確かめます。

(2)基本方針の設定:耐震診断結果に基づき、耐震補強方法として下図の右に示す耐震補強工法例から「強度」を増加させる方法を用いるか、「粘り強さ」を増加させる方法を用いるのか基本方針を決め、改修計画を立案します。

(3)耐震補強効果の確認:補強方法と補強箇所を決定し、再度耐震診断により目標値に達していることを確認します。

(4)耐震改修設計:補強工事の実施設計を行います。

(5)耐震改修工事の実施

● 耐震改修のフローと耐震補強工法例

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