こちらのページは読者から寄せられた質問について、回答とともに記載しております。
なお、質問の部分については、一部割愛し要旨のみを記載している場合があります。
今後とも、皆様のご協力をいただき、充実していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問1 ダムの寿命はどのくらいですか?
回答 ダム本体は、適正な管理をすることを前提に半永久構造で計画しています。アース式ダムで日本で一番古いものは狭山池が有名です。狭山池は、弥生時代の末期、西暦6年にため池として造られた記録がありますが、現在の狭山池は6世紀後半より改築、嵩上げ、増強しながら現在に至っています。コンクリート式ダムで古いものは、神戸市の布引五本松ダムで建設後約100年経過して、大震災にもびくともせず、今なお神戸市に水道水を供給しています。スイスにおいては、maigraugeダム(125年)、chholzダム(105年)Le Chaletダム(103年)といった100年を越えたコンクリートダムが存在しています。
ダムの放流ゲートや電気機器等耐用年数の短い設備については、各々の耐用年数で適正に交換を行っており、ダム運用に支障の無いようにしています。
一方、ダム貯水池の堆砂量は、一般的に100年で流入する土砂の量を対象に計画しています。しかし、計画以上に堆砂した場合、取水障害等、問題が生じそうな場合については、適宜、除去しており、完全に埋まる前に対策をとっているところです。
質問2 寿命の尽きたダムはどうするのですか?
回答 1.の回答理由を参照してください。
質問3 林野庁が建設するダム(砂防)は貴部署の河川管理計画に含まれますか?
回答 林野庁が建設する治山ダムは林野庁で管理しており、私どもが管理している区間の上流に設置される場合が多く、一般的には河川管理計画の中には含まれません。