甚大な津波被害をもたらした東日本大震災から8年が経過しました。
道では、平成23年に施行された「津波防災地域づくりに関する法律」に基づき「津波浸水想定」の設定・公表や「津波災害警戒区域」の指定などを行い、災害に強いまちづくりを推進しています。
昨年9月6日の胆振東部地震では、北海道では過去に経験したことのない震度7を観測し、多くの尊い人命が失われるとともに、大規模な土砂災害や液状化被害、さらに、道内全域が停電となったブラックアウトの発生により、道民生活や経済活動に大きな影響を与えるなど、改めて自然災害の恐ろしさを強く感じさせられました。
近年多発する大規模災害は、いつどこで発生するか予測が難しいため、地域の方々に「まさかは必ずやってくる」という危機意識を持っていただくため、道では、いろいろな講演会を通じて普及・啓発を行っております。
10月25日、広尾町児童福祉会館において、東京大学大学院の片田特任教授を講師に招き、「巨大津波にどう向かい合うか」について講演をしていただきました。
講演会には、防災や減災に対する意識を継承すべく次の世代を担う若い方々を含め、広尾町や十勝管内の住民・関係機関の皆様など297名の方々に参加いただきました。
皆様のご協力のもと、無事講演会を開催できました事、心よりお礼申し上げます。
このページの担当係:施設防災係(内線:29-763)