令和7年(2025年)6月末の特殊詐欺事件発生状況

令和7年(2025年) 特殊詐欺事件発生状況

特殊詐欺の認知件数と被害総額(令和7年6月末)

認知件数(単位:件)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月45342
2月30525
3月   45639
4月38731
5月361719
6月25205
累計21958161
  
年間合計(1~12月)197
被害総額(単位:円)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月75,862,0001,528,21377,333,787
2月44,669,4906,641,91238,027,578
3月  112,879,96217,301,25695,578,706
4月121,030,54328,743,32892,287,215
5月192,479,87184,067,472108,412,399
6月105,166,29954,985,41150,180,888
累計652,088,165193,267,592458,820,573
 
年間合計(1~12月)762,176,888

令和7年6月中に認知した主な事件

(1)防犯協会職員を名乗るオレオレ詐欺

 被害者(胆振総合振興局管内居住、70歳代女性)の自宅固定電話に、防犯協会職員を名乗る男から「防犯協会の会員名簿にあなたの名前がある。」「会員名簿の登録番号を伝える。」「番号は誰にも教えてはいけない。」などと電話があり、その後、防犯協会職員と名乗る男から電話で登録番号を聞かれたため答えたところ、金融庁職員を名乗る男から電話があり、「登録番号を教えたことは詐欺になり逮捕される。」「逮捕を免れたければ保釈保証金として資産の89%を支払う必要がある。」等と言われ、犯人から指定された住所に、現金合計4,500万円を4回に分けて発送し、だまし取られた。

(2)金地金をだまし取るオレオレ詐欺

 被害者(札幌市中央区内居住、70歳代女性)の携帯電話に、通信会社職員を名乗る女から「スマホが不正契約されています。警察から連絡があります。」などと電話があり、その後、警察官や検事を名乗る男から「あなたはこのままでは逮捕されます。あなたの全財産を調べなければなりません。」等と電話があり、被害者宅に訪れた犯人に、現金1,700万円及び金2.5キログラム(時価約4,220万円)を手渡してだまし取られた。

被害防止のポイント

 「ニセ警察詐欺」による被害が多発しています。上記事例のとおり、現金を宅配便で指定した住所地へ送付させるものや、購入を指示した「金地金」を自宅まで受け取りに来た上でだまし取るものなど、様々な手口による被害が確認されています。

 北海道警察ホームページ・北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」・各種報道などから、特殊詐欺の手口や対策について情報を得ていただくとともに、警察官や行政機関を名乗る者から電話でお金を要求されたり、SNSで連絡を取るよう言われたときは詐欺ですので、すぐに電話を切って最寄りの警察署又は ♯9110 に相談してください。

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
 ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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