令和7年(2025年)8月末の特殊詐欺事件発生状況

令和7年(2025年) 特殊詐欺事件発生状況

特殊詐欺の認知件数と被害総額(令和7年8月末)

認知件数(単位:件)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月45342
2月30525
3月   45639
4月38731
5月361719
6月25205
7月351817
8月332013
累計28796191
  
年間合計(1~12月)197
被害総額(単位:円)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月75,862,0001,528,21377,333,787
2月44,669,4906,641,91238,027,578
3月  112,879,96217,301,25695,578,706
4月121,030,54328,743,32892,287,215
5月192,479,87184,067,472108,412,399
6月105,166,29954,985,41150,180,888
7月501,424,19530,040,938471,383,257
8月129,814,577122,397,4567,417,121
累計1,283,326,937345,705,986937,620,951
 
年間合計(1~12月)762,176,888

令和7年8月中に認知した主な事件

(1)ニセ警察詐欺による高額被害

 本年6月中、被害者(旭川市内居住、60歳代女性)の自宅固定電話に、原宿警察署員や検察官を名乗る男などから、「あなた名義の電話番号からたくさんの人に迷惑メールが送られている。」「あなたは詐欺の共犯者だ。」などと電話があり、「口座にあるお金を確認する。」などの名目で現金を要求され、犯人から指定された口座に複数回にわたり振り込み、現金合計約1,800万円をだまし取られた。

(2)ニセ警察詐欺により約1億9,800万円分の金の延べ棒をだまし取られる高額被害

 本年1月中、被害者(函館市内居住、70歳代女性)の自宅固定電話に、警視庁を名乗る男から「資金洗浄事件を捜査している。後で新潟県警から電話が来る。」などと電話があり、その後、新潟県警を名乗る男から「あなたが事件に関与しているかもしれない。資金捜査のためあなたのお金を調べる。」などと電話で告げられるとともに、金の延べ棒を購入して渡すよう指示を受け、3回にわたり合計約1億9,800万円分の金の延べ棒を購入し、自宅敷地内に置いたところ、何者かに持ちさられてだまし取られた。

被害防止のポイント

○「ニセ警察詐欺」の手口は、大半が電話からLINEに誘導され、ビデオ通話で偽の警察手帳や偽の逮捕状を見せられた後に現金を要求されるのが一連となっておりますので、以下の3点について十分留意してください。
 ⇒警察はLINEで連絡することはありません。
 ⇒警察が捜査名目でお金を要求することはありません。
 ⇒警察が逮捕状や警察手帳の画像を送ることはありません。

○警察官を名乗る者から電話で「あなたに逮捕状が出ている」「現金を確認する」などと言われた場合は、いったん電話を切って、最寄りの警察署又は#9110(警察相談ダイヤル)に相談してください。

○キャッシュカードは、絶対に他人に渡さないでください。

○暗証番号は、絶対に他人に教えないでください。

 北海道警察ホームページ・北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」・各種報道などから、特殊詐欺の手口や対策について情報を得ていただくとともに、警察官や行政機関を名乗る者から電話でお金を要求されたり、SNSで連絡を取るよう言われたときは詐欺ですので、すぐに電話を切って最寄りの警察署又は ♯9110 に相談してください。

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
 ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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