令和6年(2024年)10月末の特殊詐欺事件発生状況

令和6年(2024年) 特殊詐欺事件発生状況

特殊詐欺の認知件数と被害総額(令和6年10月末)

※令和6年(2024年)1月より、SNS型投資詐欺が別データとなりました。

認知件数(単位:件)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月312▲9
2月58
▲3
3月611▲5
4月719▲12
5月17107
6月20812
7月18171
8月20191
9月23158
10月26917
   
累計14512817
 
年間合計(1~12月)160
被害総額(単位:円)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月1,528,21340,757,671▲39,229,458
2月6,641,91211,794,650▲5,152,738
3月17,301,25625,530,220▲8,228,964
4月28,643,32826,159,8682,483,460
5月84,067,47233,230,29550,837,177
6月55,105,41110,393,11044,712,301
7月29,540,71873,198,016▲43,657,298
8月122,397,45633,889,30088.508,156
9月66,730,91621,175,15045,555,766
10月155,220,83276,012,20079,208,632
   
累計567,177,514352,140,480215,037,034
 
年間合計(1~12月)570,407,382

令和6年10月中に認知した主な事件

(1)警察官をかたるオレオレ詐欺

 被害者(小樽市内居住、70代男性)宅の固定電話に、宮城県警の警察官をかたる男から「詐欺と横領事件で犯人を逮捕したが、あなた名義のキャッシュカードや通帳を持っていた。」などと電話があり、本物の警察官だと信じ込んだ被害者は、犯人から「あなたの銀行口座を管理する。」という名目で、複数の金融機関に被害者名義の口座(インターネットバンキング)を開設するよう指示され、言われるまま口座を開設し、口座へのログインID・パスワードを教えた。
 その後、「事件が解決してあなたの身の潔白が証明できたらお金は返金する。」などと預かり金名目で現金を振り込むよう言われ、開設した口座に現金を送金したところ、口座にログインした犯人に口座内の現金をだまし取られた。

(2)副業名目の架空料金請求詐欺

 被害者(札幌市南区居住、20代女性)は、SNSを閲覧中に副業に関する広告を発見したためタップしたところ、日本人女性をかたる者とのSNSチャットが始まり、動画共有サイトの動画を視聴してスクリーンショットを送信する副業を紹介されるとともに、報酬の受け取りと引き出しのため仮想通貨取引アプリのインストールを指示された。被害者が紹介されたタスクを実行したところ、少額の報酬を受け取ったことで犯人を信用してしまい、その後、高報酬のタスクとして指定口座への現金振込の指示を受け、言われるまま合計約420万円を指定口座に振り込んでだまし取られた。

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
 ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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