令和6年(2024年)12月末の特殊詐欺事件発生状況

令和６年(2024年)　特殊詐欺事件発生状況

特殊詐欺の認知件数と被害総額（令和６年12月末）

※令和６年(2024年)1月より、SNS型投資詐欺が別データとなりました。

令和６年12月中に認知した主な事件

（１）警察官をかたるオレオレ詐欺

　被害者（旭川市居住、60歳代女性）の携帯電話に、警視庁の警察官を名乗る男から「マネーロンダリングの捜査で、あなたの口座が犯罪に使われていることが判明した。」「あなたに逮捕状が出ている。」などと電話があり、更に、大阪府警の警察官を名乗る男との連絡を指示され、ＳＮＳでのやり取りに移行し、テレビ電話で偽の警察手帳や被害者の名前が書かれた偽の逮捕状を見せられた。
　その後、大阪府検察庁の検事を名乗る男から「無罪を証明するために、あなたの口座の現金を振り込む必要がある。現金は後日返金する。」等と電話があり、これを信用した被害者は、金融機関窓口において、犯人から指定された口座に複数回振込を行い、合計2,400万円をだまし取られた。

（２）ＮＴＴファイナンスをかたる架空料金請求詐欺

　被害者（帯広市内居住、20歳代女性）の携帯電話に、ＮＴＴファイナンス社員を名乗る男から「サイトの未納料金がある。」などと電話があり、未納料金支払い名目で犯人から指定された口座に現金を振り込み、さらに、個人情報保護委員会職員や保証協会を名乗る男から「あなたの携帯電話からウイルス感染した人がいる。そのせいで個人情報が流出した人がいる。」「慰謝料と保証金を支払ってください。」などと電話を受け、指示されるがままに、電子マネーカードを家電量販店で購入してカード番号を教える、指定された口座に現金を振り込む等の方法により合計約779万円をだまし取られた。

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル　＃9110　にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください（下記リンク先）。

警察相談ダイヤル　＃9110

道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手！

　被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
　また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

こちらからインストールできます（道警察のホームページに接続されます）

家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

　道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
　ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。