令和7年(2025年)1月末のSNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

令和7年(2025年) SNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数と被害総額(令和7年1月末)

認知件数(単位:件)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月1073
 
累計1073
   
年間合計(1~12月)176
被害総額(単位:円)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月165,360,995142,161,81623,199,179
   
累計165,360,995142,161,81623,199,179
 
年間合計(1~12月)2,826,406,368

令和7年1月中に認知した主な事件

(1)SNS型投資詐欺

 被害者(札幌市居住、50歳代女性)は、SNSを閲覧中、有名投資家を名乗る投資広告に興味を持ち、同広告をタップしたところ、他のSNSチャットへと誘導され、投資に関するグループチャットに参加することになった。
 グループチャット内では、投資指南役やアシスタントが投資情報を送信し、これに対し、グループ内の者達が、「私も指示に従ってこれだけ儲かった」などと成功体験を送信している状態であった。
 これにより信用した被害者は、犯人からの「今、入金すれば利益が出る。」などの言葉を信用し、指定された口座へインターネットバンキングを介した送金や金融機関ATMからの振り込みを複数回行い、合計約5,300万円をだまし取られた。

(2)SNS型ロマンス詐欺

 被害者(札幌市居住、60歳代女性)は、SNSで知り合った、東京都在住の男を名乗る者とメッセージをやり取りする中で、「将来的に結婚しよう。」などと言われ、一緒に暮らすための生活資金を貯めるなどの名目で、金融機関窓口において、犯人から指定された口座に複数回の振り込みを行い、合計約200万円をだまし取られた。

被害防止のポイント

(1) ネットやSNSには、投資の詐欺広告が多数存在します。
    投資詐欺は、そのような広告を端緒に、LINE、Facebook、インスタグラム、Xなどの各
   種SNS、マッチングアプリなどで知り合った見知らぬ者からLINEなどのSNSグループ
   チャットに招待されます。
    SNSにおいて、投資関連の詐欺グループチャットは多数存在しますので、見知らぬ者から
   投資を勧められた際には詐欺の可能性が高いということを忘れないでください!
(2) 被害に遭っている方のうち、複数回の振込みでは、毎回違う口座(個人名義や法人名義)を
   犯人から指定されています。
    投資で個人口座への振込や毎回違う口座への振込は詐欺と考え、警察に相談してください!
(3) 被害防止のための着眼点
   ① SNSやウェブサイトには、著名人をかたる投資の詐欺広告があります!
   ② 振込先に個人名義を指定されたときには詐欺の可能性が高く法人名義のときについて
    も、当該法人が金融庁の登録業者であるか否かを確認しましょう。
   ③ 「投資で絶対に儲かる」などうまい話はありません!
   ④ 見知らぬ者から投資を勧められたときは、相手の話を鵜呑みにせず、まずは「警察相談
    専用電話#9110」に相談してください!

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

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