令和7年(2025年)2月末のSNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

令和7年(2025年) SNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数と被害総額(令和7年2月末)

認知件数(単位:件)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月1073
2月1314▲1
 
累計23212
   
年間合計(1~12月)176
被害総額(単位:円)
令和7年(2025年)令和6年(2024年)増減
1月165,360,995142,161,81623,199,179
2月66,425,723214,506,359▲148,080,636
   
累計231,786,718356,668,175▲124,881,457
 
年間合計(1~12月)2,826,406,368

令和7年2月中に認知した主な事件

(1)SNS型投資詐欺

 被害者(帯広市内居住、70歳代女性)は、動画共有サイトにおいて、投資に関する広告を検索し、クリックしたところ、投資会社社員を名乗る複数の男女から電話があり、天然ガスや石油などへの投資を勧められた。
 その後、電話やSNSで、手数料や税金を請求され、指定口座への振り込みや指定された暗号資産アドレスへ暗号資産を送金し、合計約4,100万円をだまし取られた。

(2)SNS型ロマンス詐欺

 被害者(旭川市内居住、60歳代男性)は、SNSで知り合った台湾在住の台湾人を名乗る女性から「結婚したい。」「一緒に暮らしたい。」「一緒に暮らすためのお金を稼ぐ方法があります。」などと言われ、国際通貨取引への投資名目で指定口座への振り込みを指示され、現金713万円をだまし取られた。

被害防止のポイント

(1) ネットやSNSには、投資の詐欺広告が多数存在します。
    投資詐欺は、そのような広告を端緒に、LINE、Facebook、インスタグラム、Xなどの各
   種SNS、マッチングアプリなどで知り合った見知らぬ者からLINEなどのSNSグループ
   チャットに招待されます。
    SNSにおいて、投資関連の詐欺グループチャットは多数存在しますので、見知らぬ者から
   投資を勧められた際には詐欺の可能性が高いということを忘れないでください!
(2) 被害に遭っている方のうち、複数回の振込みでは、毎回違う口座(個人名義や法人名義)を
   犯人から指定されています。
    投資で個人口座への振込や毎回違う口座への振込は詐欺と考え、警察に相談してください!
(3) 被害防止のための着眼点
   ① SNSやウェブサイトには、著名人をかたる投資の詐欺広告があります!
   ② 振込先に個人名義を指定されたときには詐欺の可能性が高く法人名義のときについて
    も、当該法人が金融庁の登録業者であるか否かを確認しましょう。
   ③ 「投資で絶対に儲かる」などうまい話はありません!
   ④ 見知らぬ者から投資を勧められたときは、相手の話を鵜呑みにせず、まずは「警察相談
    専用電話#9110」に相談してください!

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

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