グリーン購入のあらまし
グリーン購入とは
グリーン購入とは、グリーン(木材・木製品の植物等)を買うことをイメージしがちですが、製品やサービスを購入する際に、購入の必要性を十分に考慮し、品質や価格だけでなく環境のことを考え、環境負荷ができるだけ少ない商品やサービスを選択することです。
グリーン購入は、消費生活など購入者自身の活動を環境にやさしいものにするだけでなく、供給側の企業に環境負荷の少ない製品の開発を促すことで、経済活動全体を変えていく可能性を持っています。
グリーン購入法について
国等や地方公共団体が、再生品などの環境にやさしい物品(環境物品)等の調達を率先的に行うとともに、グリーン購入に役立つ情報の提供を推進することを目的として、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」、いわゆる「グリーン購入法」が、平成12年5月24日参議院で可決成立し、同年5月31日に公布され、13年度から施行されました。
この法律は、国等の機関にグリーン購入の取組を義務づけるとともに、地方公共団体、事業者、国民にもグリーン購入に努めるべきことを定め、また、事業者、民間団体、国が環境物品等に関する適切な情報提供を進めることを定めています。
道のグリーン購入制度について
道では、さまざまな環境に配慮した取組を進める中で、環境管理システム等による環境配慮型製品の優先的購入を行ってきましたが、グリーン購入法の趣旨も踏まえ、平成13年8月に「北海道グリーン購入基本方針」を策定しました。
この基本方針に基づいて、毎年度、重点的に調達を推進する環境物品等の種類(特定調達品目)、物品等の調達に係る判断基準、調達目標及び調達手続等を「環境物品等調達方針」として定めています。
この年度ごとに定める調達方針は、国が決定した特定調達品目や、庁内会議でグリーン購入の推進に関する事項の協議等を踏まえて定めています。
この仕組みを示すと、次の図のようになります。
この取組は、道のすべての機関において行うこととしています。
道の調達方針の特徴としては、「道内で生産または主な加工が行われた物品が、調達方針に定める物品等の調達に係る判断基準を満たす場合には、優先して調達するように努めるものとする。」こととし、道産品の優先選択を明記しています。
また、物品の調達手続等を調達方針で明記し、購入の段階、実績集約の段階でチェックを行うこととしています。
道のグリーン購入の基本原則を示すと、次の図のようになります。
調達実績等について
「北海道グリーン購入基本方針」(平成13年8月策定)に基づき、道は毎年度の特定調達品目に係る調達実績を取りまとめ、その結果を公表しています。