[浄化槽]単独処理から合併処理へ ■単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ■ ~家庭からの排水をきれいにしたい~ ~北海道環境生活部環境局環境政策課「水環境保全の取組」より~ ◆無視できない台所からの排水 河川や湖沼を汚す原因は、工場・事業場からの排水などによるもののほか、私たちの家庭からの排水も無視することができません。台所、洗濯、トイレの使用によっても汚水が発生します。特に、下水道や浄化槽等が整備されていないところでは、汚水がそのまま河川や湖沼に流れ込み、水質汚濁の原因となりますので、汚水の負荷をできるだけ低減させるよう、私たち1人1人が意識的に努力しなければなりません。 ★魚がすめるまで薄めるのに必要な水の量は? もし、これだけ流したら 魚がすめるまで薄めるのに必要なきれいな水の量は浴槽(300l)何杯分? 使用済みの天ぷら油(500ml) マヨネーズ(大さじ1杯15ml) 米のとぎ汁(米3カップ分2,400ml) みそ汁(一人前200ml) 肉じゃが煮汁(100ml) ラーメンの汁(一人前200ml) しょうゆ(大さじ1杯15ml) ◆浄化槽について ~単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ~ 公共下水道等が整備されていない地域で設置されている『浄化槽』には、し尿だけを処理する「単独処理浄化槽」と、台所排水等の生活雑排水まで処理できる「合併処理浄化槽」があります。 しかし、汚濁負荷の大きい生活雑排水を未処理で放流する「単独処理浄化槽」は、平成12年の浄化槽法改正(平成13年4月1日施行)で浄化槽の定義から削除され、浄化槽の新設時には、原則「合併処理浄化槽」を設置することが義務付けられました。 また、既に設置されている「単独処理浄化槽」についても、「合併処理浄化槽」への転換に努めることとなりました。 このことから、「合併処理浄化槽」整備のため、国、地方自治体、関係団体等による総合的な対策が推進されています。 ★合併処理浄化槽と単独処理浄化槽の比較 ~単独は合併の<8倍>の汚れを放流!~