背景・目的
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水道事業は、料金収入の減少や施設の老朽化など山積する課題に対応するため、経営基盤の強化が必要であり、北海道においては、令和5年3月に「北海道水道広域連携推進プラン(以下、「プラン」という。)」を策定し、道内水道事業者の広域連携の取組を推進してきたところです。
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広域連携には、ハイレベルな取組である「事業統合」や「経営の一体化」のほか、実現可能性が比較的高い管理の一体化といった「ソフト連携」と、施設の共同化といった「ハード連携」があり、プランにおいて「ハード連携」を実施した場合のシミュレーションをしたところ、多くの事例でコスト削減効果が示されましたが、一定の条件下で一律に実施したため、地域の実情を考慮した更なる詳細な検討を行う必要があります。
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その一方で、水道事業者の多くは、人員不足などの理由から、検討に着手できておらず、取組実績もわずかな状況となっております。
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このような背景のもと、本事業では、「ハード連携」のモデル構築事業を実施することで、モデル地域の取組を加速させることを目的としております。さらに、その作業プロセスを他地域に横展開することで市町村等の取組の後押しすることも期待しております。
事業の概要
業務内容
- 対象地域における「ハード連携」の課題と必要な取組の抽出
・個別ヒアリング等を実施し、その結果を踏まえ、地域の共通目標とする「ハード連携」のあり方を検討
・「ハード連携」の実現に向けた課題と必要な取組を抽出 - 「ハード連携」の実現に向けたロードマップ等の作成
・課題や必要な取組を中長期の時間軸に沿って整理したロードマップを作成
・ロードマップ作成の作業プロセスや取り組む際のポイントを記したマニュアルを作成
事業対象
水道事業者等間のハード連携を検討している道内の地域
実施期間
令和6年6月~令和7年3月末まで
モデル地域の選定について
- 水道事業者等に対して、本事業への参加希望についてアンケートを実施し、結果等を踏まえて道が選定します。
※選定の過程において、道が個別調整する場合がございます。 - 本事業のモデル地域として、参加を希望する場合、以下の回答フォームかQRコードより回答してください。
※今年度事業への参加は希望しないが、来年度以降で参加を検討している場合についても参考までに回答してください。 - 6月中旬頃に参加希望者の方へ個別に通知します。
※複数の参加希望があった場合には、不採択となることもございます。 - 参加を希望いただくにあたり、以下の点について留意ください。
○本事業はモデル地域における「ハード連携」の課題と必要な取組の抽出、そして中長期の時間軸に沿ったロードマップ等の作成が目的であることから、今年度事業終了後、対象地域で「ハード連携」の実施が義務づけられるものではありません。
○事業における検討過程等については、原則公開となります。
調査対象者
- 水道事業者
- 水道用水供給事業者
回答期間
- 令和6年5月20日(月)~令和6年5月31日(金)
回答フォーム
回答フォーム(北海道電子自治体共同システム簡易申請フォームへリンク)
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。