2013年度から2022年度までの10年間に独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE(ナイト)」に通知された製品事故情報では、除雪機によりけがを負った事故は38件ありました。このうち21件が2020年度から2022年度までの間に発生したもので、ここ3年で事故発生件数が多くなっています。また、除雪機の事故38件のうち25件が死亡事故となっており、その多く(25件中21件)が、使用者の誤使用・不注意によるものです。
誤使用・不注意の背景には、『ちょっとだけなら大丈夫』という使用者の除雪機に対する油断や過信が潜んでいます。
長時間の除雪作業は大変ですが、油断や過信は命取りです。除雪機は、注意事項をしっかり守って、正しく使いましょう。
■除雪機の気を付けるポイント
・安全機能を無効化しない。
・エンジンを掛けたまま離れない。
・人が近くにいる時は使用しない。障害物に衝突しないよう注意する。
・雪詰まりを取り除く際はエンジンを切り、雪かき棒を使用する。
・屋内や換気の悪い場所ではエンジンを掛けたままにしない。