背景
1990年代にヨーロッパなどから輸入されたセイヨウオオマルハナバチは、トマトなどのハウス栽培で受粉作業の省力化や農産物の品質向上のために貢献してきましたが、一部の個体が逃げ出し、野生化しています。
◎野生化した個体により懸念される生態系への悪影響
・餌の競合などによる在来マルハナバチの駆逐
・在来マルハナバチに花粉の媒介を依存する在来植物の健全な繁殖の阻害など
しかし、すでに野生化したセイヨウオオマルハナバチの生息地が全道各地に拡大し、在来種のマルハナバチを減少させるなど、本道の生態系への悪影響が懸念されています。
道内で目撃または捕獲の情報のある市町村数(2023.3現在)132市町村
防除活動
○2006(平成18)年9月、新たな野生化や生息域の拡大を防止するため、セイヨウオオマルハナバチは外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されました。
○道では、2006(平成18)年からセイヨウオオマルハナバチの対策を進め、2007(平成19)年5月に外来生物法に基づく「防除実施計画」を作成し、防除活動に取り組むこととしました。
○この活動には、市町村や農協職員などのほか、外来種問題に関心のある道民にも広く呼びかけ、ボランティアとして参加できる方を「セイヨウオオマルハナバチバスターズ」として募集しています。
○セイヨウオオマルハナバチバスターズのみなさんには、セイヨウオオマルハナバチの捕獲頭数等について、電子メール、ファックス、郵送、または報告システム「新セイヨウ情勢」による報告をお願いしています。
報告の方法
新セイヨウ情勢を使って報告する場合
下のバナーから新セイヨウ情勢にアクセスして、報告してください。
ご利用にあたってはメンバー登録があります。
ご登録の上、新セイヨウ情勢への入力をお願いします。
電子メール、郵送、ファックスで報告する場合
報告先
〒060-8588
札幌市中央区北3条西6丁目
北海道環境生活部自然環境局自然環境課企画調整係
FAX番号:011-232-6790
Eメール:kansei.shizen1■pref.hokkaido.lg.jp
※迷惑メール防止のため、「@」を「■」に変換しています。
報告様式
下記より報告様式をダウンロードしてください。
ただし、「新セイヨウ情勢」により報告いただいた場合は、下記様式による報告は不要です。
バスターズの申込み受付
バスターズの申込みの受付は各(総合)振興局単位で行っています。
申込用紙は下記よりダウンロードしてください。
申込先一覧(各(総合)振興局環境生活課自然環境係)
振興局名 | 電話番号 | 振興局名 | 電話番号 |
---|---|---|---|
空知総合振興局 | 0126-20-0043 | 石狩振興局 | 011-204-5824 |
後志総合振興局 | 0136-23-1354 | 胆振総合振興局 | 0143-24-9577 |
日高振興局 | 0146-22-9254 | 渡島総合振興局 | 0138-47-9439 |
檜山振興局 | 0139-52-6494 | 上川総合振興局 | 0166-46-5922 |
留萌振興局 | 0164-42-8436 | 宗谷総合振興局 | 0162-33-2922 |
オホーツク総合振興局 | 0152-41-0630 | 十勝総合振興局 | 0155-26-9028 |
釧路総合振興局 | 0154-43-9154 | 根室振興局 | 0153-23-6823 |
腕章について
このバスターズに参加する方には、「防除従事者証」の発行と「腕章」の貸出しを行います。
これらを着用・携行することで、法律に基づく適切な活動であることを対外的に示します。
貸し出す腕章の図柄【白いおしりをつかまえろ!】
セイヨウオオマルハナバチイベント情報
【開催結果】セイヨウオオマルハナバチ駆除会 in えこりん村
令和6年(2024年)5月18日(土)に恵庭市にあるえこりん村の銀河庭園で「セイヨウオオマルハナバチ駆除会」を開催しました。
子どもから大人まで39名の皆さまにご参加いただき、快晴の下、イベントを開催しました。イベントにおいては、駆除活動のほか、外来種全般のことやセイヨウオオマルハナバチについて説明、セイヨウオオマルハナバチバスターズの紹介を行いました。
【捕獲実績】
3頭
(女王バチ:1頭、ワーカー:2頭)
【参加者数】
一般参加者:39名
(大人:26名、子ども:13名)
関係者:6名
【参考】
○ 株式会社アレフホームページ