アーバンディアへの対応
北海道内では、増えすぎたエゾシカにより農林業や自然植生への被害が生じており、大きな問題となっています。
また、近年は、札幌市、旭川市、釧路市などの本来の生息適地でない市街地にもたびたび出没し、いわゆる「アーバンディア」として住宅地などを徘徊するほか、交通事故も発生しています。
エゾシカは、本来、おとなしい動物ですが、脅かしたり追い回したりすると暴走することもあり、人身事故につながる恐れがあるので、アーバンディアが発生した場合には、私たち一人ひとりが冷静に対応することが重要です。
万が一、アーバンディアが発生した場合に備え、地域住民や利用者の安全を確保するため、市町村や警察、道路管理者など関係機関・団体等が連携を図り、捕獲などの体制を整備しておくことが求められます。
このため、道では、地域における体制整備の参考となる「アーバンディア対応マニュアル」を策定しました。
このマニュアルでは、関係機関の対応方法や役割分担の例のほか、これまでの対応事例や必要な人材・資材などを紹介しています。