「シマフクロウの森」の再生

シマフクロウの写真

シマフクロウとは

 国内では北海道のみに生息する世界最大級のフクロウ。
 アイヌ語でコタンコロカムイ(村を守護する神)と呼ばれ、アイヌの人々から愛され、尊敬されていた神の鳥であり、1つの集落の活動圏と1つがいのテリトリーが一致していたのではないかといわれています。
 かつては全道広域に1,000羽以上、生息していたといわれていますが、過度な開発行為を原因とする生息環境の消滅により、一時は約70羽まで激減。保護活動により、現在は、約100つがいが確認されるまで回復しています。

「シマフクロウの森」の再生

 本道の豊かな生物多様性を次代に引き継ぐ取組を着実に推進します。
 そのシンボルとなる「シマフクロウの森」の再生をはじめ、多様な生物の生息・成育環境に配慮した川づくりや環境を守り育てる人づくりを進めます。
 シマフクロウは、その種を保護することで他の生物も守られるアンブレラ種であり、豊かな生物多様性のシンボルであることから、長い時間をかけても「シマフクロウの森」を再生することが、生物多様性の保全を図ることにつながります。

 【「シマフクロウの森」の再生のイメージ

シマフクロウの保護活動等

 現在、国や道、民間団体などが取り組んでいるシマフクロウの保護活動や生息環境の改善に貢献する取組を実施している団体を紹介します。
 また、その他の生物多様性の保全に関する取組を実施している団体も併せて紹介します。

虹別コロカムイの会(植樹、普及啓発)
NPO法人シマフクロウ・エイド(給餌活動、普及啓発)
北海道シマフクロウの会(普及啓発)
環境省(保護増殖事業)
北海道開発局(自然再生事業による川づくり)
(北海道の川づくりビジョン)

後志地域生物多様性保全推進協議会
網走川流域の会
魚道をつくる会
尻別川の未来を守るオビラメの会

民間団体等に対する支援制度

カテゴリー

自然環境局のカテゴリ

cc-by

page top