知床が世界自然遺産として登録される前から科学的な立場で知床を見守ってきた知床世界自然遺産地域科学委員会による公開シンポジウムを令和5年3月15日(水)に北海道札幌市で開催します。
開催趣旨
知床が平成17年(2005年)に世界自然遺産として登録される前から、科学的な立場で知床を見守ってきた知床世界自然遺産地域科学委員会。
シンポジウムでは、科学委員会が2012~2021年度までの10年間で得られたデータをもとに実施した知床世界自然遺産の健康診断となる総合評価の結果について報告するほか、知床世界自然遺産に関する最新の研究成果や先進的な取り組みを紹介します。
また、パネルディスカッションでは、科学者の立場からこれまでの成果や課題を振り返り、世界自然遺産としての知床の将来像や今後の展望、科学者が果たすべき役割などについて議論します。
主催及び事務局
(1)主催
知床世界自然遺産地域科学委員会
(2)事務局
環境省北海道地方環境事務所釧路自然環境事務所、林野庁北海道森林管理局、北海道
開催日時・場所
(1)日時
令和5年3月15日(水)13:30~16:30
(2)場所
北海道立道民活動センター かでる2・7大会議室
(札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル)
※オンライン同時配信
プログラム
(1)データで見る知床の今と昔(13:30~15:10)
【報告1】データで見る知床の世界自然遺産としての価値の現状(環境省)
【報告2】知床における最新の研究成果、先進的な取り組み
1. 環境DNAを活用した水圏生態系の新たなモニタリングの可能性とは?
荒木 仁志(北海道大学大学院農学研究院)
2. 知床周辺の海氷は減っていくのか?海洋生態系への影響とは?
山村 織生(北海道大学大学院水産科学研究院)
3. 知床半島のヒグマの生息数は?人里への大量出没の原因とは?
下鶴 倫人(北海道大学大学院獣医学研究院)
4. 世界自然遺産の適正な観光利用のための地域関係者のかかわり
敷田 麻実(北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科)
(2)パネルディスカッション(15:20~16:30)
「科学者が見てきた知床の今と昔~知床世界自然遺産登録20周年を前に~」
【コーディネーター】
中村 太士(科学委員会委員長、河川工作物アドバイザー会議座長)
【パネリスト】
石川 幸男(エゾシカワーキンググループ座長)
佐藤 喜和(ヒグマワーキンググループ座長)
敷田 麻実(適正利用・エコツーリズムワーキンググループ座長)
山村 織生(海域ワーキンググループ座長)
参加方法
(1)来場での参加をご希望の方は、以下の事項を記載の上、3月13日(月)17時までに
Eメールにより<申込先>までお申し込みください。
[1]件名「知床世界自然遺産公開シンポジウム参加希望」
[2]氏名(ふりがな)
[3]連絡先(Eメールアドレス)
<申込先> y_amagai@shiretoko.or.jp (知床財団 担当:雨谷)
※複数名での参加を希望される場合も、お一人ずつお申し込みください。
※参加希望者が多数の場合は、先着順とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
(2)オンライン配信は、以下のアドレスからご視聴ください。(申し込み不要)
https://youtube.com/live/0-XT4BMLYBY
(3)報道機関の皆様へ
報道関係者の方につきましても、上記5(1)の要領に従い、件名に「知床世界自然遺産公開シンポジウム取材希望」と明記し、お申し込み下さい。
新型コロナウイルス感染症対策について
(1)新型コロナウイルス感染症対策として、感染者との濃厚接触した可能性が高いことが明らかな方、発熱等の風邪症状の見られる方は、ご参加を自粛していただきますようお願いいたします。
(2)シンポジウム当日は、マスクの着用をお願いいたします。
(3)会場の出入り口には消毒液を設置しますので、手洗いうがい及び消毒の徹底をお願いいたします。