外来種とは?
外来種とは、例えばウチダザリガニのように、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他地域から入ってきた生物のことを指します。
カブトムシも外来種!?
外来種という言葉を見ると、海外から日本に持ち込まれた生物(国外由来の外来種)のことを表すと思われがちですが、カブトムシのように、日本国内に生息する「在来種」(本来の分布域に生息・生育する生物)であっても、本来生息していない北海道内に持ち込まれた、というように、本来の生息・生育域外に持ち出された場合は、国内由来の外来種となります。
なお、渡り鳥や、海流にのって移動する魚や植物の種などのように、自然の力で移動してきたものは外来種には当たりません。
「特定外来生物」と「指定外来種」
外来種は、在来種を捕食したり、競合したり、交雑したりすることにより生態系に悪影響を及ぼすものや、ヒアリやカミツキガメのように人間に危害を加えるもの、アライグマのように産業に被害を及ぼすものもあります。このような外来種については、外来生物法に基づく「特定外来生物」や、北海道生物の多様性の保全等に関する条例に基づく「指定外来種」に指定し、対策を進めています。
参考
外来種被害予防三原則
ひとたび、外来種が侵入し分布を拡大してしまうと、その防除には多大な労力とお金がかかります。外来種の被害を予防するためには、外来種を侵入させないことが最も重要です。
次の原則を守るなど、みなさんのご理解、ご協力をお願いします!!
各外来種について
※写真(特定外来生物):環境省提供のものを加工して作成
北海道外来種対策基本方針
北海道の外来種リスト(ブルーリスト)
北海道における外来種のデータベース「北海道の外来種リスト-北海道ブルーリスト2010-」を作成しました。
また、道内に定着している又はそのおそれのある外来種の現状を把握し、必要な見直しを行うため、北海道ブルーリスト2010の改訂を進めています。