1年生の訓練の様子
4月~6月
【 器工具使用法 】
大工道具についての基本的な知識や整備の仕方(刃物研ぎなど)、使用方法について知識もさることながら、実習を中心に体験しながら学んでいきます。
○写真はノミやカンナの刃物を砥石を使用して研いでいる様子です。
刃物研ぎの良否がこれからの木材加工に大きく影響するのでとても大切な作業です。
【 器工具使用法】
苦労して研いだカンナの刃は驚くほどよく切れます。きれいにカンナがかかった木材にはツヤが出ます。
7月~9月
【 測量基本実習 】
測量機器を使用した高低や角度の計測の訓練と、敷地内の建築物の位置を出す遣り方(やりかた)の訓練を行っています。
○写真はトランシットを使って角度を測定している姿と、遣り方作業の杭打ち風景です。
【 工作実習 】
基本的な道具の使い方を学び終え、木材を加工し、組み合わせる訓練を行っています。
○写真はノコ挽き、ノミを使用した穴掘り加工の写真です。
【 機械操作実習 】
機械操作実習では電動工具や大型木工機械の安全や取り扱いなどの訓練を行っています。
○初めは恐怖心との戦いですが何事も慣れですので安全第一で頑張っています。
10月~12月
【 施工実習 及び 工作実習 】
在来軸組構法で実習場内に建てる模擬家屋(トレーニングハウス)に向け、構造を学び、図面どおりに組み立てられるよう木材に加工用の印を付ける墨付け作業を行っています。
【 施工実習 及び 工作実習 】
墨付け作業も終わり、いよいよ建て始めました。建物が倒れないよう火打ちや筋交いを取り付けたり、窓枠や壁を作ったりと実際の工程どおりに行います。
○写真は、切り込んだ土台を敷き並べて確認している様子です。
○自分たちの手で墨をつけて加工した軸組を、全員で協力して慎重に組み立てています。
○小屋組の施工をしている様子です。無事に棟木が上がりました。
1月~3月
【 技能検定 】
建築大工3級技能士を目指し、約1ヶ月間の練習を経て本番に臨みました。全員が規定時間内完成を達成できたので一安心です。
【 設計製図 】
実線、破線、一点鎖線など線の種類や引き方、縮尺による定規の見方など基本を学び、住宅の平面図(間取り)などの各種図面を描いていきます。
2年生の訓練の様子
4月~6月
【 機械操作実習 】
模擬家屋の小屋組を施工しています。家屋の屋根になる重要な部分です。
○写真は野地たる木を軒桁に釘で打ち付けている様子です。
【 創作実習 】
模擬家屋の天井部分を施行しています。在来軸組工法による模擬家屋はもう完成目前です。
○写真は廻り縁(まわりぶち)をエア工具で取り付けている様子です。
7月~9月
【 機械操作実習 】
1年生では手書きの製図実習を行いましたが、2年生ではパソコンのCADソフトを使用して図面を作成します。
○様々なコマンドがあるので素早く的確に操作できるように頑張っています。
【 創作実習 】
ツーバイフォー工法(枠組み壁工法)での模擬家屋施工実習が始まりました。在来工法での模擬家屋を経験したので、だいぶ手際が良くなっています。
【 インターンシップ 】
地元の建築会社様に協力をいただき、2週間のインターンシップで現場の厳しさや楽しさ、やりがいを学びました。
○終了後には、プレゼンソフトを使っての学院内報告会を行いました。大変好評をいただきました。
10月~12月
【 木造建築施工実習 】
住宅の階段の施工実習を行いました。住宅の施工の中でもひと際難しい部分ですので、少しずつ理解を進めながら実習に臨みました。
1月~3月
【 技能検定 】
建築大工2級技能士を目指し、練習を重ね本番に挑みました。練習どおりにいかない事もありましたが諦めない強い気持ちを持ってなんとか乗り越えました。
○技能はもとより、強い精神力を養えたように思います。
【 技能照査 】
2年間の集大成である修了試験です。これまで学んだきた全てのことを出し切れるよう頑張りました。
【 創作実習 】
2年間の締めくくりとして、体験入学や見学者の方にも触っていただけるような在来工法の軸組模型を作成しました。修了後も長い間残っていくように、心を込めて丁寧に作成しました。
○学院での最後の実習を終えて、マスクの上からでもわかるいい笑顔を見せていました。