北海道アドベンチャートラベルガイド認定等制度とは
アドベンチャートラベル(AT)とは、一般的に『アクティビティ』『自然』『異文化体験』の3つの要素のうち、2つ以上を組み合わせた旅行形態と定義されます。より本質的な理解としては、アクティビティを通じて自然体験や異文化体験を行い、地域の人々と双方向で触れ合い楽しみながら、その土地の自然と文化をより深く知ることで自分の内面が変わっていくような旅行形態を指します。アドベンチャートラベラーは通常の旅行客に比べ滞在期間が長く、消費額も多いことから、AT市場を取り込むことによるガイドの収入増や観光消費額の増が見込まれ、道では、北海道観光の新しい柱のひとつとして取組を進めています。
北海道には様々な自然・食・文化などの素材が揃っていますが、それらを深く理解し、安全に楽しむためには「ガイド」の存在が欠かせません。ATに対応するガイドの基準として、ATに関する国際団体であるAdventure Travel Trade Association(ATTA/米国)はAdventure Travel Guide Standards(ATGS)と呼ばれるガイド基準を策定しており、本制度はこのATGSの基準を踏まえたガイドを育成し、欧米からのアドベンチャートラベラーの受入体制を整えることを目的として、令和5年度(2023年度)に知事による認定制度として創設されました。
ATの関連ページ
北海道アドベンチャートラベルガイド
北海道アドベンチャートラベルガイドとして認定した方々をお知らせします。(認定次第、随時追加します。)
認定分野、要件
認定分野
本制度では、北海道アウトドアガイドの5分野(山岳、自然、カヌー、ラフティング、トレイルライディング)に加え、サイクリング、バックカントリースキー、サイドカントリースキー、スタンドアップパドルボード(SUP)の9分野の「アクティビティガイド」のほか、アドベンチャートラベラーと共に動きながら案内や調整等を行う「スルーガイド」を対象として、「北海道アドベンチャートラベルガイド(北海道ATガイド)」を認定します。
要件
- 「北海道アウトドア資格を有すること」又は「北海道アウトドア検定に合格し、知事の認定を受けていること」※有効期限内のもの
- 分野毎に設定する必要な資格等を有すること
- 上級救命講習を修了していること、又は、修了証を保有する者と同等以上の能力を有すること(日本赤十字社による救急員養成講習、WAFAなど)
- 分野毎に設定する基準を満たし、かつ、推薦者の推薦(スルーガイドを除く)を有すること
※詳細は以下の資料をご覧ください。
国際基準(ATGS)への対応
本制度では、ATGSにおいてガイドに必要な中核的能力(Core Competencies)として挙げられている以下の5分野及び外国語(英語)についての知識・能力を身につけるための研修受講や資格取得状況を確認・とりまとめの上、ガイドのデータベースとして年度内に公表予定です。
- 持続可能性(Sustainability)
- 技術的能力とファーストエイド(Technical Skills & First Aid)
- 安全・危機管理(Safety & Risk Management)
- 顧客サービスとグループマネジメント(Customer Service & Group Management)
- 自然・歴史・文化の解説(Natural & Cultural History Interpretation)
指定研修について
- 野外救急法研修(北海道観光機構事業)←参加申込受付中(能力維持講習のみ)!!
- 令和6年度 ATガイド人材育成事業 野外救急法と医療機関等との連携強化を図るセミナーの開催について←参加申込受付中!!
- サステナブル研修(北海道観光機構事業)
- スルーガイド研修(北海道観光機構事業)←参加申込受付中!!
- ATガイディング英語研修(北海道観光機構事業)←参加申込受付中!!
→上記の研修はATガイド制度における指定研修です。
要綱別表1でスルーガイドの要件として指定する研修及び別表3で指定する各中核的能力に対応した研修は以下のとおりです。(指定研修については随時更新されます)
その他の研修事業等について
推薦者となる方々へ
本制度では、申請時の要件として直近2年間のガイド従事日数を設定しており、その証明役として、地域でご活躍される北海道マスターガイド等の皆様を推薦者として設定しております。推薦者としてお願いしたい点について、説明会を開催しておりますので、以下のページをご参照ください。
北海道アウトドアガイド資格の免除について
公益社団法人日本山岳ガイド協会認定資格をお持ちの方はこちらをご参照ください。
申請方法等
申請方法
申請をご希望の場合は、申請フォーム(外部のサイトに遷移します。)から申請ください。
※必要書類は「提出書類チェック表 (PDF 126KB)」をご確認ください。
申請様式等(参考)
※上記の申請フォームでの入力が困難な場合にご活用ください。