適正計量管理事業所とは
市場の自由化、消費者意識の高まりを背景に、質のよい商品を製造し信用のある取引を推進していくためには、販売している商品や使用中の計量器の日常管理等を正しく行うという適正な計量管理が重要です。
その中でも、計量法で規定する特定計量器(はかり等)を使用する事業所で、計量士の検査と指導の下に、自主的な適正計量管理が進められていると知事が認め指定した事業者を「適正計量管理事業所」といいます。(根拠法令~計量法第127条)
適正計量管理事業所のメリット
信頼度の向上
適正計量管理事業所の指定を受けることは、自主的な計量管理に対する努力が公に保証されることになります。
そのため、社会的にも信用上大きなプラスとなります。
定期検査の免除
取引又は証明に使用している特定計量器の検査を「計量管理規程」に基づいて自主的に行うことで、公的機関が行う定期検査が免除されます。
簡易修理の実施
当該事業所で使用する特定計量器に限り、省令で定める範囲の修理(簡易修理)を行うことができます。
自動はかりの検定有効期間の延長
当該事業所で取引及び証明に使用している自動はかりについて、当該自動はかりを都道府県知事に届け出た以降に検定を受けたものは、本来2年と定められている検定の有効期間が6年に延長となります。
マーク掲出によるPR
指定されたことの証明である指定標識(下図)を店舗・事業所に掲出することにより、力強い無言のアピールになります。
制度の詳細については
・経済産業省ホームページ「適正計量管理事業所制度」
・適正計量管理事業所の制度活用事例集(北海道計量検定所)