燃料電池自動車と水素ステーションに関する情報
FCV普及状況
道内のFCV普及状況
平成27年度に室蘭市が道内で初めてFCVを導入したことをきっかけに、道内のFCVは自治体や民間企業等の保有を中心に徐々に普及しており、令和4年4月現在、道内には30台(新車登録台数)のFCVが導入されていいます※(北海道調べ)。
※ その他、鹿追町内で導入された19台をはじめ、中古FCVの普及も進んでます。
FCVを率先導入した北海道内の企業や官公庁にご協力いただき、導入の動機や導入後の感想などを紹介しています。
水素ステーション普及状況
道内では、令和4年4月現在、札幌市内、室蘭市内に移動式水素ステーションが2箇所設置されており、鹿追町内には定置式の水素ステーションが設置されています。
しかおい水素ファームステーション
住所 北海道河東郡鹿追町鹿追北4線5番地(鹿追町農業振興課環境保全センター内)
営業時間 月・火・木・金・土曜日(定休日:水・日曜日)10:00~17:00
運営 エア・ウォータ-(株)
2015年から取り組んでいる『家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業』(2022年度終了)の設備を活用し、2022年4月1日から道内初の定置式水素ステーションでの供給体制を整備しております。(水素ステーションは、札幌、室蘭についで3箇所目)
商用化された設備は、エア・ウォーター北海道株式会社と鹿島建設株式会社が設立した『株式会社しかおい水素ファーム』により運営しています。
しかおい水素ファームステーションは、国内有数の家畜ふん尿の処理施設である鹿追町環境保全センターからメタン発酵により生成されたバイオガスの供給を受け、水素の製造を行っており、家畜ふん尿を由来とする水素ステーションは国内唯一の事例です。
令和4年5月29日(日)しかおい水素ファーム開所式の様子
エア・ウォーター移動式水素ステーション札幌
住所 札幌市豊平区月寒東2条16丁目1-6
営業時間 平日9:30~17:30、土曜9:30~12:40 (会社指定の休日を除く)
北海道初の商用水素ステーションとなる施設で、平成30年3月26日に開所しました。燃料電池自動車(FCV)に充填圧力82MPaの水素を約3分間で充填する機能を40フィートコンテナ内に搭載した移動可能な水素ステーションです。道の「北海道新エネルギー導入加速化基金」を活用し、国や札幌市と連携して財政支援を行い、エア・ウォーター(株)が札幌市内に整備しました。
室蘭市移動式水素ステーション「くじらんステーション」
住所 室蘭市港北町1丁目2-20
営業時間 平日11:00~18:00 (会社指定の休日を除く)
運営 北海道エア・ウォーター(株)
北海道道初の水素ステーションとなる施設で、平成28年3月28日に開所しました。札幌市の水素ステーションと同様に、水素充填機能をコンテナ内に搭載した移動可能な水素ステーションです。
令和2年4月より、道内2箇所目の商用水素ステーションとして稼働しています。
全国の水素ステーション
水素ステーションは、これまで四大都市圏を中心に整備が進められており、令和4年5月現在、全国で161カ所[1]となっています。
最新の情報は、(一社)水素供給利用技術協会(HySUT)外部のサイトに移動します等でご確認ください。
[参考文献・引用]
[1] 一般社団法人 水素供給利用技術協会(HySUT)「商用水素ステーションの展開」