気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により1988年に設立された国連の組織で、温暖化に関する最新知見をまとめ、製作決定者をはじめ、広く一般に利用してもらうことを任務として活動しています。
IPCCでは、これまで4回、温暖化の科学・影響・対策に関する評価報告書を公表しており、2007年に発表した最新の報告書(第4次評価報告書(AR4))では、「温暖化には疑う余地はない」と断定し、大気や海洋の世界平均温度の上昇、南極や北極の氷および山岳氷河などの広範囲にわたる減少、世界平均海面水位の上昇等が観測され、今や地球が温暖化していることは明らかとしてます。
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