農協法等開示債権等の状況(令和5事業年度(2023事業年度)末)
令和6年(2024年)10月
北海道農政部農業経営局農業経営課
1.調査の概要
令和5事業年度(2023事業年度)末の道内の対象農協98農協について、農協法等開示債権等の状況等を調査・集計したもの。
【調査時期等】
・調査時期 令和6年(2024年)6月
・調査時点 令和5事業年度(2023事業年度)末
・調査対象 信用事業を行う道内農協
・集計組合数 98組合
2.正常債権及び農協法等開示債権の状況
(1)正常債権 7,909億円(前年比119億円増)
(2)農協法等開示債権額(破産更生債権及びこれらに準ずる債権、危険債権、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権)は、
前年比23億円減の180億円で、信用事業与信額に対する割合は2.2%(前年比0.3%減)
(3)農協法等開示債権の内訳は、
・破産更生債権及びこれらに準ずる債権 55億円(前年比9億円減)
・危険債権 118億円(前年比14億円減)
・三月以上延滞債権 3億円(前年同)
・貸出条件緩和債権 5億円(前年比1億円増)
3.全国調査結果との対比について
信用事業与信額(8,090億円)に占める農協法等開示債権額(180億円)の割合は、北海道は2.2%と、全国の0.9%を上回っている。
※ 信用事業与信額とは、信用事業資産のうち貸出金、貸付有価証券、外国為替、債務保証見返、未収利息、仮払金の債権残高である。