てん菜の他用途利用に関する情報

砂糖の原料となるてん菜は、本道の畑作農業の輪作体系の維持に欠かせない重要な作物ですが、人口減少や消費者の甘さを控える傾向などから、国内の砂糖の需要量は減少傾向にあります。
こうした中、てん菜を砂糖製造以外にも利用しようとする動きが広がっています。事業者や大学などにおける研究・開発の状況をご紹介します。

日甜の取組

日本甜菜製糖株式会社(日甜)は、100年以上の歴史を持つてん菜糖業ですが、健康、農業・酪農、地球環境への貢献に向けた「日甜アグリーン戦略」実現を目指し、てん菜が吸収したCO2を新たな物質生産につなげる研究開発に取り組んでいます。

ホクレンの取組

ホクレンは、道内に二つの製糖工場を有するてん菜糖業でもあります。ホクレンでは、食料と競合しない形での低炭素・循環型社会の促進と北海道農業の新たな価値創出に向けて、製糖の過程で生じるてん菜糖みつを活用し、バイオ燃料の社会実装可能な製造方法の開発・確立に取り組んでいます。

草野作工の取組

草野作工株式会社は、江別市を拠点にする建設会社です。建設事業はもちろん、環境保全や地域貢献、新規事業への挑戦にも力を入れており、医療・食品・工業など様々な分野での活用が期待されている新素材「発酵ナノセルロース」の製造に取り組んでいます。

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