野菜栽培に関する技術情報
「葉根菜類冬どり栽培マニュアル」(2021年改訂版)について
北海道は全国有数の野菜産地ですが、出荷のほとんどは夏に集中しています。このため冬は道外産野菜が高い値段で売られていますが、冬でも野菜を少しでも安く安定して供給するために、北海道でも厳寒期の野菜生産が求められています。
北海道は12月になると雪で覆われて氷点下の気温になりますが、パイプハウス(劣化したフィルム等の修繕や部品の交換は必須!)により、暖房無しでの無加温の寒い条件下でも「ちぢみほうれんそう」など、枯れない野菜がたくさんありますので、本マニュアルを参考にして栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
北海道立総合研究機構 農業研究本部
「新着情報」のページ 2021年3月12日(道南農試) 葉根菜類冬どり栽培マニュアル
無加温周年栽培を前提としたパイプハウスの「耐雪強度マップ」と「保温装備マップ」は、同じページに掲載されていますので、併せてお読み願います。
また、農産振興課と食品政策課では、今年度より「伏せ込みアスパラガス」、「ちぢみほうれんそう」、「越冬キャベツ」などを「北の新顔冬野菜」 (冬の畑のニュースター)として、生産と需要の拡大を図ることとしており、令和7年度には道内各地の「産地事例」を公開します。
農業用電力関係情報(コスト低減)
令和6年になっても原油やガスの価格が下がらず、高止まりしています。
電気代についても高止まりのままですが、農水省では電気料金節約推進パンフレット「生産コスト低減のために電気料金を見直してみませんか?」を作成し公表(令和3年7月)していますので参考にしてください。
【農林水産省 農産局技術普及課生産資材対策室・農産局農産部環境対策課のホームページ】
電気料金節約推進パンフレット「生産コスト低減のために電気料金を見直してみませんか?」
加工・業務用たまねぎの低コスト栽培(令和2年5月)
安価な輸入たまねぎとの競合に打ち勝つため、北海道立総合研究機構農業試験場や農業団体との協力の下、北海道が実施した、加工・業務用需要に対応が可能な低コスト生産システムの実証と、農業試験場での各種試験を経て、以下の指針が作成されましたので、参考にしてください。
畑作地帯における加工・業務用たまねぎの直播栽培指針
(地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部農業研究本部十勝農業試験場のホームページ)
品種の育成など
よくとれる! 大きいいちご「空知35号」【ゆきララ】〔平成28年〕
道総研 農業研究本部 花・野菜技術センターでは、大果で、規格内収量がやや多く、総収穫果数が少なく、収穫作業の省力化が見込まれるいちごの新品種「空知35号」【ゆきララ】を育成しました。