農業生産において、肥料や農薬の施用量の削減、燃料の節減などは、温室効果ガス排出の削減に繋がるのみならず、生産コストの低減にもつながります。
特に農業生産方式として、北海道が推進しているクリーン農業や有機農業は、温室効果ガス排出抑制に大きな効果を上げています。
国や道の試験研究機関では、農業生産方式の違いなどによる温室効果ガスの発生の程度や、温室効果ガス排出を抑制する様々な技術を開発しており、このページでは主な取組を紹介します。
国の試験研究機関
「みどりの食料システム戦略」技術カタログ
近年開発された技術と、近い将来利用可能となる開発中の技術を紹介
農林水産省は北海道開発局を通じて「みどりの食料システム戦略」技術カタログ掲載候補を募集しています(令和5年9月15日(金)まで)。詳しくはこちらから↓
https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/ki/chousa/slo5pa0000014mzg.html
(独)農業研究機構農業環境部門(環境変動への適用技術や環境保全を重視の技術開発)
上記のうち温室効果ガス排出削減につながる主な試験研究(2つ)
道の試験研究機関など
道内の試験研究機関等が行った農業関係試験研究成果
道総研農業試験場が開発した温室効果ガス削減・炭素貯留量を評価する技術
北海道の取組(クリーン農業)
道では、堆肥などの有機物を使った健全な土づくりに努め、化学肥料や化学合成農薬の使用をできるだけ減らした「クリーン農業」に取り組んでいますが、道総研では400以上の試験研究成果を発表しています。
北海道の取組(有機農業)
慣行農業から有機農業へ転換する際の必要な情報や事例を紹介しています(有機農業転換の手引き)
道総研が開発した有機農業関連技術を紹介しています(病害虫抵抗性品種、地力向上対策、IPM等)