道内から3団体が選定され、うち1団体が特別賞を受賞しました!
今年で5回目となる、内閣府・農林水産省が選定する「ディスカバー農山漁村の宝」に、全国1,015件の応募の中から、「株式会社いただきますカンパニー」(帯広市)が見事フレンドシップ賞(特別賞)を受賞し、優良事例として「黒千石事業協同組合」(北竜町)と「農業生産法人株式会社神門」(雄武町)が選定されました。
♛「ディスカバー農山漁村の宝」とは・・・
「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。
株式会社いただきますカンパニー(北海道帯広市)♛特別賞(フレンドシップ賞)♛
農業体験イベントを事業化。ガイドと一緒に畑を歩き、そこでとれたものを食べる体験「畑ガイドと行く農場ピクニック」を日本で初めて実施。また、地域の子供たちに農業を伝えるため、学校へ無料で出前訪問を行った。その結果、シーズンを通した集客ができ、外国人観光客の割合は20~30%に達している。畑ガイドツアーの参加者数は150人から2600人に増加。ツアーの売り上げは約300万円から約1200万円に増加(H25-H29)した。
詳しい活動内容はこちらから→活動概要(株式会社いただきますカンパニー) (PDF 109KB)
写真:定年退職者や主婦などが有償の畑ガイドとして活躍
黒千石事業協同組合(北海道北竜町)
北海道の在来種である黒千石大豆は栽培が途絶えていたがH17から栽培を復活。品種改良により安定多収でおいしい黒千石大豆が供給可能になり、生産者は38人から53人に、生産量は約130tから240tに増加(H25-H29)。また、納豆、きなこ、ドレッシングなどの商品を開発するほか、道内のイベントでのPRや、バスツアーの収穫体験、台湾の高級食品の物産展でも販売している。
詳しい活動内容はこちら→活動概要(黒千石事業協同組合) (PDF 205KB)
写真:広⼤な北海道の⼤地で栽培される⿊千⽯⼤⾖
農業生産法人株式会社神門(北海道雄武町)
耕作放棄地を再生し、消費者の健康志向に対応した韃靼そばを栽培。乾麺の製造のほか、地元特産の鮭節と利尻昆布を使っためんつゆなどを開発・販売。耕作放棄地の再生により韃靼そばの栽培面積は、55haから約210haに増加し、生産量も25tから約180tに増加(H25-H29)した。また、スマート農業、区画の大型化により新卒者の新規採用も実現し、所得の安定を後押し。
詳しい活動内容はこちら→活動概要(株式会社神門) (PDF 233KB)
写真:親子蕎麦打ち体験
「北海道地区『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』」の選定結果について
趣旨
農林水産省農村振興局は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第5回選定)として、応募のあった事例の中から、北海道独自の特徴ある優れた取組について、「北海道地区『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』」として選定し、広く発信することにより他地域へ横展開を図ることとしました。
選定団体
「北海道地区『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』」選定委員会を開催し、次の7地区が選定されました。
団体名 | 市町村 | 活動内容 |
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小樽商工会議所 | 小樽市 | 後志地域は、北海道をイメージする産品がほぼ揃う食材の宝庫。豊富な地域資源で6次産業化に取り組んでいます。 |
上磯郡漁業協同組合 貝鮮焼北斗フィッシャリー | 北斗市 | 地場産の活貝提供のほか、旬の魚介や加工品の充実を図りながら、地域の活性化に繋げていきます。 |
北海道遠別農業高等学校 | 遠別町 | 日本最北の農業高校で、羊(サフォーク種)を飼育しています。 |
「フレッシュ市場”花菜夢”」 | 遠別町 | 自家野菜、地元食材を使った農産加工品を農村女性が販売しています。 |
中頓別ミルクプラント | 中頓別町 | 「地元産牛乳を飲みたい」という町民の願いを受け設立した町営加工施設で、地域に愛される牛乳を製造しています。 |
株式会社相生振興公社 | 津別町 | ご当地スイーツ「クマヤキ」の販売、知名度アップによって、地域活性化を! |
特定非営利活動法人 きよさと観光協会 | 清里町 | 地域資源を活用した「北海道清里」ブランド創出のため、特産品・体験型観光・移住定住事業を実施しています。 |