『農村ツーリズム現地講座(道農政部主催)』を6月1日に開催しました!

農村ツーリズム連携事業の取組の一環で、札幌大谷大学芸術学部大学生20名が参加!

  農山漁村の自然や食、歴史・文化などの地域資源を活かし、多様な主体が地域ぐるみで旅行客を受け入れる「農村ツーリズム」を推進する道農政部は、6月1日(土)に石狩市で「農村ツーリズム現地講座」を開催しました。
 2017年に道と同大学は、農村ツーリズムの愛称「農たび・北海道」のロゴマークを共同で作成したことを契機に2018年から連携事業が始まり、本年度は同大学芸術学部グラフィック・イラスト専攻の3年生を対象に実施します。
 このたびは、連携事業の取組の一環として農村ツーリズム現地講座と銘打って、農村での「体験・食・宿泊」の魅力を学びました。
 参加した学生20名は、最初に増田農園を訪れ、増田代表より、「体験」の楽しさを学ぶ話を聞いた後に、田植えの農業体験をしました。裸足になって田んぼへ入り、田植えが初めての学生も多く、楽しそうに丁寧に植えました。
    昼食は、地元の飲食店「おかずの駅ほっ」が提供する石狩市の食材を使った「石狩おもてなしイタリアン弁当」を食べながら、おかずの駅ほっ 立浪代表から、地元食材の魅力や美味しさの話を聞いた後に古民家の宿Soliiを訪れました。  
   開業に関わった北海道古民家再生協議会の江崎理事長より、築100年以上たった古民家を宿へと再生させた「宿泊」の魅力を学ぶ話を聞いた後に、2棟の古民家の宿を見学し、講座は終了しました。

   参加した学生からは、「田植えが初めてで、今まで触れたことのない苗や裸足で田んぼに入った時の泥の匂いや感触が新鮮で貴重な体験をした」「見た目が彩り豊かで、石狩の新鮮な食材からでる味の旨みが凝縮された『石狩おもてなしイタリアン弁当』は格別だった」「ぬくもりを感じさせる古民家の宿には、次回、是非、宿泊をしたい」と話をしていました。
 また、講演をした講師からは、「泥んこになりながら笑顔で田植えをしていた学生」、「地元食材や産地を意識して今後、こだわって食べたいと話をしていた学生」「古民家の宿で歴史ある柱に触れて木のぬくもりを確かめていた学生」など、学生との交流を通して、農村での体験が、都会の人たちにとっては非日常体験であるということを再認識し、もっとたくさんの人に農村に来て知ってもらいたい」と話をしていました。
 今後、学生たちは、農村ツーリズムの現地講座で、知って、体験して、見て、味わって、受入者と交流したことを踏まえて、農泊PRポスターを制作し、11月開催予定の農たび・北海道ネットワーク研修会などで作品の発表をします。
 学生からは、「都会で味わうことのできない農村の自然や地元食材の食べ物の美味しさ、農たびの楽しさが一目で伝わるポスターを作成したい」「空気や鳥がさえずる音、匂いなどの農村独特の魅力を伝え、ポスターを見た人が、すぐにでも農泊地域に足を運んで農泊体験したくなるような心躍るデザインを作成したい」と話をしており、意欲を見せていました!

実施状況写真1

実施状況写真2

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