「脱炭素畜産技術導入全道検討会」を開催しました

1 趣旨

近年、温室効果ガス(GHG)の排出量と吸収量の均衡を目指す「カーボンニュートラル」の動きが加速しており、国は、「みどりの食料システム戦略」を策定、道においても、「ゼロカーボン北海道」を策定し、各種施策が講じられています。

道内の農林水産分野におけるGHG排出量は、本道全体排出量の8%を占めており、中でも家畜由来のGHG排出量の割合が高い状況にあることから、畜産分野における「再生可能エネルギーの導入推進」、「技術革新による新技術の導入」等の取組が重要となっています。

こうしたことから、北海道農政部畜産振興課では、畜産関係者の意識改革・理解醸成を図るため、次のとおり全道検討会を開催しました。

 

2 日時、場所、参集範囲

日時:令和5年2月13日(月)13:30~16:30

場所:かでる2・7  4階 大会議室

参集:市町村、農協、関係機関等 約70名

3 内容

 ■開会挨拶 北海道農政部生産振興局長 新井 健一

 

■情報提供

(1)みどりの食料システム戦略及び関連予算について

    農林水産省北海道農政事務所生産経営産業部

    事業支援課 課長補佐(再生可能エネルギー) 冨樫 英二 氏

    生産支援課 総括農政業務管理官 飛瀬 勲 氏

    資料1 みどりの食料システム戦略及び関連予算について

 

(2)脱炭素に向けた道の取組  

 ア 令和4年度未利用資材分析結果

   北海道農政部生産振興局畜産振興課 畜産振興係長 並川 敏万

    資料2-1-1 脱炭素畜産技術導入推進事業について

    資料2-1-2 脱炭素畜産技術導入推進事業における未利用資源分析調査_北海道農政部受託試験報告書「牛メタン削減に向けた道産素材スクリーニング」

    資料2-1-3 北海道立総合研究機構農業研究本部におけるGHG削減に対応した研究課題の実施状況(令和4年度)

 

 イ ICT活用型草地管理

   NTTコミュニケーションズP&S本部5G&IoTサービス部

   ドローンサービス部門  主査 中川 宏 氏

    資料2-2 ドローンを活用した牧草地雑草検知及びピンポイント除草 

 

■パネルディスカッション

(1)基調講演 「バイオガスによる北海道畜産のエネルギーソリューション」

   講師 エア・ウォーター株式会社エネルギーソリューショングループ

      資源循環ユニット GI推進部長 保井 聖一 氏

       資料3ー1 バイオガスによる北海道畜産のエネルギーソリューション

       資料3ー2 バイオガスによる北海道畜産のエネルギーソリューション

 

(2)ディスカッション「脱炭素畜産技術が描くゼロカーボン北海道の未来像

   コーディネーター

    北海道立総合研究機構酪農試験場 酪農研究部長 木村 義彰  氏

   パネリスト

     興部町まちづくり推進課バイオエネルギー推進係長 安東 貴史 氏

     酪農学園大学 農食環境学群循環農学類 准教授 日向  貴久 氏

     エア・ウォーター株式会社 GI推進部長 保井 聖一 氏

     資料4-1 「ボトムアップ型」地域脱炭素まちづくり

     資料4-2 酪農における緩和技術の適用によるGHG削減について

     資料4-3 畜産からのGHG削減技術の開発 道総研が関わる研究

 

     パネルディスカッションの概要

パネルディスカッション写真.jpg

 

■閉会挨拶 北海道農政部生産振興局畜産振興課環境飼料担当課長 遠藤 隆

 

 

問合せ先:北海道農政部生産振興局畜産振興課畜産環境係(担当)並川、高倉

     電話(直通)011-204-5440

 

 

エア・ウォーター (PNG 5.21KB)

 この事業は、エア・ウォーター株式会社など、エア・ウォーターグループの地域事業会社であるエア・ウォーターアグリ&フーズ株式会社からいただいた企業版ふるさと納税による寄附を活用しています。

カテゴリー

生産振興局畜産振興課のカテゴリ

cc-by

page top