口蹄疫について
口蹄疫は、口蹄疫ウイルスによる急性熱性伝染病で、国際的に最重要家畜伝染病とされており、偶蹄類動物(牛、水牛、めん羊、山羊、豚、しか、いのしし等)に感染します。
発病動物には口の周囲、舌、蹄部に水疱が形成され、食欲不振、跛行(足をひきずる)が見られます。致死率は成畜では数%ですが、採食障害や歩行障害によって著しく生産性が低下し、畜産経営に壊滅的な打撃を及ぼす伝染病です。
口蹄疫に関する情報(農林水産省HP)
疾病情報:口蹄疫(動物衛生研究部門HP)
平成22年に宮崎県で発生した際は、殺処分頭数が約29万頭にも及び、地域社会・経済に甚大な被害をもたらしました。
宮崎県口蹄疫復興メモリアルサイト
韓国で口蹄疫が発生!
2023年5月、韓国で2019年以来4年ぶりに口蹄疫の発生が確認されました。現在、国内への本病の侵入リスクは依然として高く、予断を許さない状況です。
リーフレット_R05.05_韓国口蹄疫発生 (PDF 259KB)
畜産農場及び畜産関係系の皆様へ
海外渡航の自粛・肉製品等の持ち込み防止
◎ 口蹄疫、アフリカ豚熱等の発生地域や非清浄国への不要不急の渡航は自粛
◎ 外国人技能実習生等の外国人従業員を受け入れている場合、日本への持込みが禁止されている肉製品等が母国を含む海外からの携帯品、国際郵便物等によって持ち込まれることのないよう、当該従業員等への周知を徹底
肉製品などのおみやげについて(農林水産省HP)
国際郵便でも肉製品等の持ち込みは制限されています(農林水産省HP)
衛生管理区域及び畜舎内への病原体の持込みの防止
◎ 農場への部外者の立ち入りを制限
◎ 畜舎出入口には、踏み込み消毒槽を設置
◎ 畜舎や関係車輌は、こまめな清掃・消毒
◎ 道内産の牧草や稻わらを給与(牛・めん羊・山羊)
◎ 食品循環資源を原材料とする飼料を給与する場合、適正な加熱処理を行う(豚)
◎ 家畜導入時は、隔離飼養して異常の有無を確認
◎ 異常畜発見時は、獣医師、家畜保健衛生所に届出
道民の皆様・来道された皆様へ(注意喚起リーフレット等)
注意喚起リーフレット
注意喚起ポスター
口蹄疫及び類似疾患カラーアトラス
このアトラスは宮崎県での口蹄疫発生事例と北海道の家畜保健衛生所に通報があったものの、
別の疾病と診断された事例を集めたものです。国の消費・安全対策交付金を活用し、宮崎県から
口蹄疫の写真の提供を受け、作成しました。PDF2.6MB
冬場の消毒について
北海道の冬季は消毒薬の凍結などの課題がありますが、効率的な消毒実施に努めてください。
冬場の消毒についてのパンフレット(PDF2.7MB)