令和３年度（2021年度）北方領土動画コンテスト入賞作品一覧

最優秀賞

北海道名寄市　北海道名寄産業高等学校放送局の作品

【選考会座長講評】
　「北方領土問題ことをどの程度知っていますか？」というテーマを高校生が実際に「地図を描いてみる」という、目に見える形で表現したアイデアがとても秀逸です。
　効果音の使い方や文字の入れ方、編集のリズムも良く、映像表現としても優れています。
　少しユーモラスな展開で、難しく考えて敬遠しがちな北方領土問題を若い年代の人にも身近に感じてもらえる作品になっています。

優秀賞

北海道礼文町
小林咲来さんの作品

【選考会座長講評】
　若者に馴染みのあるイラストを使い、わかりやすく北方領土問題を解説した作品です。
　授業で北方領土の問題を取り上げた設定で、先生と生徒のやりとりで様々な情報がテンポよく展開してとても見やすい作品になっています。
　先生役と生徒役の声も聞きやすく、特にサウンド面での技術の高さを感じました。
　北方領土問題の動画素材としてそのまま使うことができるほどの完成度です。

福島県いわき市
高橋洋平さん、井上和幸さんの作品

【選考会座長講評】
　全編「波の音」だけが響きます。
　余分な効果音やB G Mを入れずに構成されているサウンドデザインが素晴らしいです。
　海辺にたたずむ少女のイラストは細かく描かれていて、静止画にもかかわらず海からの強い風を感じます。
　映像やサウンドの情報を最小限に絞ったことで、テロップの力強いメッセージがよく伝わってきます。シンプルな作品ですが情感たっぷりで、記憶に残る作品になりました。

北海道恵庭市
雪田賢伸さんの作品

【選考会座長講評】
　レゴブロックを使った一コマ一コマのストップモーションアニメーション手法で制作された労作です。
　動画の構成は、北方四島の名前を順番に見せていくシンプルなものですが、島の周りに現れる魚やカニ、帆立などの海産物、島を彩る花々、冬の流氷の様子も表現されていて、とても楽しくみることが出来ました。
　動きの少ないイラストやスライドショー的な作品が多かった応募作の中では映像的な魅力が際立った一本だと思います。